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犬や猫も増加するペットの「認知症」治療法・予防法とは?

実はペットの認知症で悩まれている方が多いんです

「認知症」は人間だけのものではありません。実はペットにも起こりえるものなのです。愛するペットが認知症になったら…考えるだけで哀しいですよね?

そのときに慌てないよう、愛するあなたのワンちゃんや猫ちゃんのために、ペットの認知症の症状、原因、治療方法、予防方法などを今から学んでおきましょう。

ペットの認知症

実はペットも高齢化が進んでいる

人間と同様に医療が進化したために、実はペットの高齢化というのもどんどんと進んでいます。例えば一昔前は猫の平均寿命は8歳程度だったのに対し、現在では10〜15年だとも言われています。

これは理由として、ペットフードの品質が格段に上がったことと、動物病院が充実して病気の治療が手厚くなったことなどが関係しています。ペットを取り巻く環境の質は向上したといえるのですが、それに応じてペットの高齢化が進んでいるのです。

ペットの認知症

正式に認知症は「認知障害症候群」と呼ばれますが、ペットの認知症の研究は、20年ほど前から始まっていました。しかし一般的に知られるようになったのは10年前くらい。それまでは獣医師でさえも「年齢のせいだ!」という認識でしかありませんでした。

認知症の症状は犬よりも猫の方が気づきにくいため、ペットの認知症研究は犬の方が進んでいます。しかし、最近の研究では猫の認知症は15歳以上で現れやすいということがわかってきています。

認知症の症状

実は犬が認知症になる確率というのは、人間が認知症になる確率よりも高いのです。カリフォルニア大学が行なった研究では、老齢犬の62%に何らかの「認知障害症候群」の症状が見られたと報告しています。

「認知障害症候群」の症状には、具体的に以下のようなものがあげられます。

ご自身のペットがこのような行動をとり始めたら、それは認知症の症状かもしれません。これらの症状は、すべてが一気に現れるわけではなく、1つ2つとゆっくり現れてきます。そのためなかなかこれらの症状に気付きにくく、気付いたときにはもう進行が進んで、異常な行動が増えている…といったことにもなりかねません。特にこれらの症状は犬に顕著に現れます。猫の場合は睡眠時間が長くなる程度で、異常な行動症状はあまり多くはありません。

認知症の発症年齢

犬の認知症は、早ければ11歳で発症し、13歳を過ぎて急増します。もっと早いケースでは7〜8歳頃から現れはじめることもあります。犬種では柴犬や日本犬系の雑種がなりやすい傾向があります。

原因は高齢化による脳の神経細胞の衰えや、自律神経機能の低下、脳の萎縮などと言われていますが、はっきりしたことはまだわかっていません。柴犬や日本犬系の雑種がなりやすいことから、遺伝的な要素もあると言われますが、一方で室外犬に認知症が多く発見されていことから、飼育環境にも大きく関連性があるのでは?とも言われています。

治療法、予防方法について

根本的な原因がわかっていないので、確実な治療法というものはまだ確立されていません。現段階では治療というよりも、できる限りの予防を心がけるようにしたいものです。

予防に大事なのはやはり規則正しい生活、そして適度な刺激が必要です。十分な広さで安全な飼育環境を整え、栄養管理をきちんとした食事をさせる。そして適度な運動もさせることが大事です。できるだけたくさん声をかけたり、なでたりして、たまに音楽を聴かせるなどの刺激も与えていきましょう。こうすることで多くの酸素を脳に送り込み、脳神経を刺激することができるので、認知症の予防に役立ちます。

犬だけでなく、これらは猫も同様です。楽しみや刺激の少ない単調な生活は猫の老化を早めてしまいます。猫にも積極的に声をかけ、一緒に遊ぶなどコミュニケーション機会を多くとってあげましょう。

あとはやはり食事です。「脳によく効く」といわれるDHAEPAなどを配合したペット用のサプリメントも販売されていますが、やはり愛情たっぷりの日常食にも気をつけたいもの。

症状の改善効果のあるDHAEPAもそうですが、ビタミンE、酸化防止効果のある「ベータカロチン」、脳のミトコンドリア機能をサポートする「L-カルニチン」、そして脳細胞の健康をつくるオメガ3脂肪酸なども効果的です。

まとめ

やはり愛犬が愛猫が認知症になるのは、想像するだけで哀しいですよね。この記事を読んで昔まだ小さい時に飼ってた犬のことをしきりに思い出しました。年老いてなぜか壁をじっと見つめて寂しげな表情をしたり、甘え方が変わったりしたなと。あの当時は認知症なんて言葉さえ知りませんでしたが・・

かわいいペットのために少しでも認知の症状を軽くしてあげれたら良いですね。

(By ディオニソス)

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