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偽物を撃退せよ!本物マヌカハニーの選び方10のチェック項目!

80%は偽物!?マヌカハニーをとりまく先進諸国の現状

マヌカの木はニュージランドとオーストラリアの一部のエリアにしか生えてなくて、そのマヌカを蜜源とする貴重なマヌカハニーの生産量は年間でわずか1,700トン。しかし、世界各国でマヌカハニーとして販売されている年間流通量は10,000トンにも上ると言われていて、実にその80%が偽物または混合物であることが疑われています。

あなたは日本だけが特別で、売っているマヌカハニーが100%本物だと信じられますか?

マヌカハニーの相場価格は一般のはちみつの4~5倍以上はします。せっかく買ったマヌカハニーが偽物だったなんて・・、後悔はぜったいにしたくないですよね。そこで今回は疑わしきマヌカハニーの見分け方、出来るだけ信用のおけるブランド品の選び方10項目について、紹介していきたいと思います!

突然ですが、あなたはどのマヌカハニーを選びますか?

その答えはズバリ!

→ あとは編集後記で・・(苦笑)

まずはマヌカハニーの企業グループ群を理解しよう!

マヌカハニーは店頭で味見なんてできません。また出来たとしても素人が色や味から見分けるのは難しいですよね。偽物のマヌカハニーを掴まされないようにするには、やはりパッケージの表記などから、信用のおけるブランドかどうかを見ていくのが一番賢い選び方になるでしょう。

そんなこと出来るの?

はい、今回ご紹介する選び方チェック項目を見ていけば、少なくともメーカーの概要は見えてくるようになります。そのためにもまずは最初にマヌカハニーのメーカー群を大別するところからはじめてみることにしましょう!

マヌカハニーの製品メーカーには大きく以下の4つのグループが存在します。

(1) UMF加盟メーカー
(2) NZ政府による厳しいラベリング規制を順守するメーカー
(3) 独自路線を行く大手独立系メーカー
(4) その他のグループ

図で関係を表すと以下のようになります。

各グループ別の選び方、チェックポイントとは?

では次に、それぞれのグループの製品におけるチェックポイントを順を追って説明していきます。

【1】UMF加盟ブランド

実はこれが”もっとも確認がしやすくて信頼性も高い選び方”でしょう。今の時点でのマヌカハニーの選び方としてはもっともおススメです!

UMFとはユニーク・マヌカ・ファクターの略で、UMFハニー協会が商標権「UMFⓇ」を持っています。この団体に加盟しライセンスを受けていないブランドには「UMFⓇ」を付けることはできません。

高いライセンス料を払ってでも、信頼性を得たいと願うニュージーランドのメーカー群が加盟している団体ですので、その内容、質ともに一番信頼性が高いと思われます。

このUMFハニー協会へ加盟しているのは、およそ50のメーカー、ブランド群になりますが、以下のサイトで各ブランドを確認することができますので、店頭で気になるメーカーがあれば調べてみましょう。

UNIQUE MANUKA FACTOR HONEY ASSOCIATION公式HP  

また、これらUMF加盟ブランドには、しっかりと『UMF®』マークが付いていますので、このロゴがちゃんと記載されているかも、合わせて確認するようにします!

<Point>
1.UMFハニー協会のHPリストに載っているか?
2.UMF®マークがきちんと掲載されているか?

【2】NZ(ニュージーランド)政府のラベリング規制を順守しているか?

このラベリング規制の強化については、今ニュージーランド政府がもっとも力を入れている点です。年々さまざまな規制が追加されているようにも見えます。また、【1】へのUMF加盟ブランドもニュージーランド国内での取引においてはこれらの政府指示の内容に従わなければなりません。

現時点での表記ルールは以下になります。(MANUKA HONEY BUYERS GUIDEより引用:https://www.wheretobuymanukahoney.com/

ラベル表面

  “HONEY”の文字を必ず入れること、他の紛らわしい商品名は禁止。“MANUKA” の文字を入れる場合は、別途表記ガイドラインに従うこと

①” UMFレベルの表記はクリアに

その他の注意点として

1.ラベル表記は必ず“英語”で。見やすく記載すること
2.栄養素やケミカル含有物は正確に記載すること
3.誤解を招く表記はしない
4 ラベルのどの箇所に表記するべきかの指定はない
5.商品を輸出出荷する場合は、輸出相手国の法律を遵守すること

といった全体の注意点が定められています。

ラベル裏面

 製造(瓶詰め)会社のニュージーランドにおける住所を明記すること

 製品トラッキングが出来る製造バッチロット番号を管理すること
  日付の表記は厳密には必要はない(賞味期限 Best Before Date が入ることもあるが、基本はちみつ製品は2年以上も品質が変わらず安定していますので必要はありません)

 栄養素成分表記は必ず必要。しかも、このフォーマットに沿った表記をしなければならない。

その他の禁止事項

・ 治療上の効能や効果を記載することはNG
・ “ACTIVE” ” Non-Peroxide-Activity” ” Total Peroxide Activity” ” Peroxide Activity” ” Total Activity”表記はNG 

<Point>
3.HONEY の文字が入っているか? MANUKA HONEY と謳われているか?
4.ラベル表記は英語になっているか?
5.ニュージーランドの製造(瓶詰め)会社の住所が入っているか?
6.製造ロット番号が入っているか?
7.栄養成分表記が正規のフォーマットで入っているか?
8.Activeや、xx Activity、Total Activity 等の紛らわしい表記ではないか?

【3】独自路線を行く大手独立系メーカーの製品・・

マヌカハニーの老舗、大手メーカーの中には、UMFハニー協会に加盟せず、独自の評価指標を設けていたり、また主な市場が北米、ヨーロッパだったりということだったりで、独自路線を走っているメーカーもあります。日本でもお馴染みのメーカーもありますよね。代表的なメーカーとしては以下の2社を上げさせていただきました。

1.マヌカヘルス・ニュージーランド社

MGOの評価システムを独自開発し、UMFハニー協会に対抗して、MGO指標をトレードマーク化して独自路線を走っています。MGO™は、マヌカヘルス・ニュージーランド社以外の会社が使用することはできません。

2.ウェダースプーン社

KFactor という独自の評価指標を持ちます。KFactor™は、MGO™と同じように、ウェダースプーン社以外の会社が使用することはできません。ちなみに、KFactor は、殺菌能力を表す”UMF”とも”MGO”とも全く違う指標で、ミツバチ花粉量をベースにした総合的な認証評価になります。

<Point>
9.大手メーカーであれば、マヌカヘルス社か、ウェダースプーン社か?
10.それ以外の大手メーカーかどうかの判断は、ご自身の判断にてお願いします!

【4】その他のグループ

以上3つのどのグループにも属していない企業グループになります。年々厳しくなるニュージランド政府の規制追加や、各団体に対し、少し取り残されている感があるかもわかりませんね。本物か偽物かどうかは断言できませんが、今あえて選ぶ必要はないのではないか?と個人的には考えている商品グループ群になります。

<おまけPoint>
11.少なくとも上記3つのグループに属さない商品ということで、購入リスクは高くなると思われます!

本物マヌカハニーの選び方!ディオニソスまとめ(編集後記)

以上にご紹介した内容から、一番安心なのは【1】と【2】の基準をクリアしているメーカーから製品を選ぶのが一番お勧め選び方として推奨させていただきます。【3】の大手企業といえども、イギリスの調査で疑わしいと判断された企業もあると聞いています。(個人的な基準、見解です)

いずれにしろ、マヌカハニーの原産はほぼニュージーランド国です。そしてニュージーランド政府は、このマヌカハニーを大きな産業に大切に育てていきたいと考えています。それゆえ、マヌカハニーの品質そのものへのチェック基準も明確でとても厳しいものになっています。

ここまでやるか?マヌカハニーのテスト内容の記事はこちら

ですので、ニュージーランド政府の基準を順守する、またニュージーランドの養蜂家グループが集う UMF ハニー協会の方針にきちんと従う、こういったメーカーの製品が一番今の時点では安心、安全なのではないでしょうか?

さて、トップページの質問に対する答えですが、ウェダースプーン社の商品1つを除き、上に紹介した【1】~【3】のいずれにも属さない【4】の製品になります。

ですので、どの商品を選びますか?という質問に対する答えとしては『どれも選ばない!』っというのが結論になります。(w

異論、反論ある方もいるかもわかりませんが、上記はあくまでも個人的な見解ですので、当内容に対するクレームはお断りさせていただきます。

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(By ディオニソス)