神様の食材

高野豆腐のもつ栄養成分!美容ダイエットや健康効果の秘密!

実は和食の中で美容と健康の両方に良い食材

日本で昔から食されてきた「こうや豆腐」。実はとっても低カロリーなのにおいしい和食の食材で、健康にも美容にもよい成分がたくさん入っているんです。今回はそんな和の伝統”こうや豆腐”の特徴をまとめてみました。調理もしやすくてとってもおすすめの食材なので、ぜひ積極的に食べてみてくださいね。

◆こうや豆腐とは

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こうや豆腐は木綿豆腐を凍らせて熟成させたうえで乾燥させた、昔から食べられてきた日本の伝統食品です。原料は大豆で、大豆に含まれているタンパク質と脂肪がぎゅっと凝縮されています。地方によって呼び名はさまざまで、「凍み豆腐」と言われることもあります。もともとは今から800年前、鎌倉時代の僧侶たちの手によって作られはじめました。高野山にいる僧侶たちが作ったので、こうや豆腐と呼ばれます。

とにかくたくさんの栄養成分が詰まっているのが特徴。主に含まれているのはタンパク質、食物繊維、マグネシウム、亜鉛、鉄、カルシウムなどです。

”こうや豆腐”の健康効果

こうや豆腐の主成分は「タンパク質」「脂質」で、タンパク質は普通の豆腐の約7倍脂質は普通の豆腐の約8倍も含まれています。

また、タンパク質を構成する「アミノ酸」も豊富に含まれています。その量は、一般的なアミノ酸飲料の約3~4倍にもなるそうです。ほかにも集中力や積極性やる気を高める「チロシン」というアミノ酸なども含まれます。アミノ酸は肌のうるおい補給やくすみ対策に役立ちます。

タンパク質とアミノ酸が豊富に含まれる食品には、鶏卵、肉、魚、大豆などがありますが、それらのものと比べてもこうや豆腐に含まれている量はトップクラス。特にアミノ酸は、他の大豆製品を圧倒するレベルです。例えば、木綿豆腐のタンパク質含有量は100gあたり6.8g、納豆は16.5g、豆乳3.6gなのに対し、こうや豆腐には100gあたり50.2gものタンパク質が含まれています。それなのに低カロリーなのでとてもうれしいですね。

タンパク質のほかにも「鉄分」も豊富です。女性は1日あたりに12mgの鉄分を摂取するよう勧められています。普通の食事ではなかなか難しいかもしれませんが、こうや豆腐を食事にとりいれることで簡単に摂取できます。鉄分不足は、乾燥肌やクマ、くすみの原因になります。ですから鉄分をとることは美容にとっても大事なことです。

”こうや豆腐の食べ方”

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乾燥した状態のときは、軽く締まったスポンジのような形状をしています。これを水でもどしてからだし汁で煮込んで食べるのが一般的です。形はさいころ状のもの、細切り、薄切り、粉末状といろいろなバリエーションがあります。乾物なので日持ちするのがうれしいところ。一見調理が難しいように思えますが、今販売されているこうや豆腐のほとんどは、ほんの数十秒水に漬けるだけでもどります。レンジで解凍できるものも売られています。

だし汁で煮込む含め煮は定番ですが、炒め煮や揚げ物、グラタンなどにも使えます。しっかり味がしみ込むので、工夫次第でいろんな料理に使うことができます。

”こうや豆腐”他にも驚きの効果が !

ダイエットにも

しかもこうや豆腐はダイエットにも効果的。噛みごたえがあるので、満腹中枢が刺激され、1枚でも空腹感が満たされます。ダイエットをしている方は、どうしても栄養不足になりがちですが、こうや豆腐を食べていれば痩せるために必要な栄養分も、健康のために必要な栄養素も、しっかりと摂ることができます。そのため、栄養素同士が作用しあい、体脂肪の蓄積まで防いでくれます。高野豆腐に含まれる脂質は不飽和脂肪酸なので、コレステロール値を下げてくれますし、たっぷり含まれる栄養素のおかげで体力が低下することもありません。

「カルシウム」「イソフラボン」もたっぷり含まれているので、老化、骨粗しょう症の予防、便秘や肌荒れの予防にも有効です。イソフラボンはカルシウムが骨から流出するのを防いでくれます。

便秘解消にも?

さらに不溶性食物繊維も豊富ですので便秘の解消にも役立ちます。

このようにメリットだらけのこうや豆腐。ぜひ美容と健康のために食事にとりいれてみてくださいね