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精子の活性度をあげる食事11選!男性の不妊対策へ!

はじめに-晩婚化の傾向と現代の食事-

2014年日本の平均初婚年齢は、夫は31.1歳妻は29.4歳。ますます晩婚化は進んでいます。実はヨーロッパはもっと深刻で、女性で31歳を超えています。アメリカは2,3歳日本より年下。日本は先進国の中でもヨーロッパに次いで晩婚化が進んでいる国なのです。そして、“妊活”という言葉に代表されるように、不妊治療は先進国の間では共通の課題となっています。

問題は晩婚化だけじゃない!?

ハーバード大学の研究では、男女ともに“食事”を中心としたライフスタイルの変化が、不妊治療には重要だとしています。また、栄養食事法の数多くの著者であるDr.ウェストンプライスは、男女とも近代化以前の食事文化に完全に戻せばこの不妊問題は解決する!とも指摘します。

男性も不妊対策を!

もちろん、不妊の原因は女性だけではありません。今や不妊で悩む6カップルのうち1カップルが、男性自身の精子数や活性度の原因で不妊に悩んでいるといいます。男性女性ともに原因があるケースも含めると、男性が絡む不妊対策の課題は全体の48%にも上るのが現状です。

今回は男性の精子に活性度を与える効果がある食べ物8選と今すぐ避けるべき食べ物3選の合計11選の食材をご紹介します。不妊対策で悩む前に、ぜひ毎日の食事改善に参考にしてください!

男性が日ごろの食事で摂るべき栄養素とは

そのキーワードは以下の7栄養素

◆ 亜鉛 

亜鉛には、精子の量を増やす働きがあります。そもそも精子が少なくなると、精力が減退し、勃起力低下などが引き起こされます。それと同時に不妊の原因になるとも言われています。

◆ ムチン 

過去から民間療法においても、ねばねばした食べ物は精力がつくと言われてきました。この「ねばねば」の正体は「ムチン」と呼ばれる成分。納豆や山芋、オクラなどに多く含まれています。

◆ 葉酸 

この重要なビタミンB複合体の摂取レベルが低い男性は、精子の健康に影響を与えます(女性の欠乏は赤ちゃんの神経管損傷リスクにつながります)。男女とも毎日の必要摂取量400㎍を積極的に摂りましょう!

葉酸の大切さはこちらに詳しくあります↓ぜひ合わせて読んでください。
【トップ10】妊婦の4大栄養素!知っておきたい「葉酸」を多く含む食べ物一覧!

◆ アルギニン 

アルギニンとは、天然に存在するアミノ酸の一種。アルギニンには免疫機能を活性化させ、精子の数や運動能力を高める作用があると言われています。

◆ セレン 

精子の重要な構成物質には、セレンとたんぱく質があげられます。このうちセレンは、精子の頭部と尾部をつなぐジョイントの部分に多く存在している物質です。この物質がもつ抗酸化力で、精子は活性酸素の害から身を守っています。セレンが多く含まれる食材は、鰹、アジ、わかめ、マカロニなどです。

◆ ビタミンQ(コエンザイム)

ビタミンQは別名、コエンザイムQ10やユビキノンともいわれます。ビタミンの中で一番最近になって発見されたビタミンですね。栄養素からエネルギーを取り出し、細胞の老化を防ぐ効果があり、精子を活発にする働きもあると言われています。モツ、レバー、牛肉に多く含まれます。

◆ ビタミンE 

男性ホルモンの生成と分泌を活発にし、妊娠を促すという効果があります。ホヤ、あさり、ごま、などに多く含まれています。

精子の活性度をあげる食事8選+避けたい食べ物3選

【1】トマト

トマトは抗酸化物質「リコピン」の最良の補給源です。リコピンと男性生殖能力に関連していくつかの研究がなされ、リコピンが精子の構造と活性および、運動能力(精子の泳ぐ力)を高めることが見いだされました。

またリコピンは調理されたトマトの方がより摂取できるため、トマトピューレを利用するのはどうでしょう?そしてさらにオリーブオイルがこの優れた抗酸化剤のリコピン吸収を助けるために役立ちます。

【2】クルミ

クルミは、必須脂肪酸の「オメガ3脂肪酸」が豊富です。毎日、70g(2.5 oz) のクルミを食べることによって、精子の活性と形態(サイズや形状)などを高めることができます。

【3】かぼちゃの種

カボチャの種は、「亜鉛」を多く含みます。亜鉛は、精子の開発および男性ホルモン「テストステロン」の生産に重要な役割を果たします。カボチャの種はまた、いくつかの他の必須ミネラルやビタミンが豊富です。もちろん、亜鉛といえば牡蠣(カキ)も最大の亜鉛の供給源です。

【4】レンズ豆

レンズ豆は、「葉酸」(天然葉酸)を豊富に含む食材です。女性の不妊治療だけでなく、男性の生殖能力のためにも有効です。日常から葉酸の摂取量が低い男性の精子からは、高確率で染色体異常が見つかる可能性もあるとのことですから、絶対に摂りたい栄養素です。

【5】ブルーベリー

ブルーベリーは、抗炎症、抗酸化力が優れた「ケルセチン」「レスベラトロール」の大切な補給源です。ケルセチンは運動性や質の良い健康な精子を維持してくれて、レスベラトロールは精子の数および運動性を改善することが研究でわかっています。レスベラトロールは、ブルーベリーに含まれる酸化防止剤でもあります。

【6】ミネラルウォーター

意外にわすれがちなこれ、ミネラルウォーター。精子の数と質を改善する最も簡単な方法の一つが、十分な水を飲むことです。精液は水ベースであるので、より多くの水を飲むことは、男性のカラダの中で単純に精子の生産力があがります。また、水分を多くとることにより、液体消費量を増やし、射精を増加させ、精子の生産性をアップさせることができます。

カフェインなど利尿作用のあるものよりも、からなず多くの水を摂るようにしてください。カフェインやソフトドリンクは逆に精子の活動をダウンさせます。

【7】ザクロジュース

ザクロは長い間、心血管疾患と免疫力低下を防ぐとされてきました。しかし、最近の研究では、ザクロは「テストステロン」を高揚させ、精子のクオリティや、男女ともに性的な欲求、気分が盛り上がる効果もあるとされ注目が集まっています。あるトルコの研究では、7週間ほど毎日ザクロジュースを与えられたねずみの精子には、酸化ダメージから精子を守ってくれる抗酸化物質が増加したとあります。

毎日良質100パーセントのザクロジュースをグラス1杯摂ってみましょう。

【8】ダークチョコレート

精液の量、数および運動性を向上させることができる「アミノ酸L-アルギニン」を豊富に含んでいます。より暗い色のほろ苦いくらいのダークチョコレートを試してみてください。

妊活中くらいは摂らないで!避けたい食べ物3選

【9】カフェイン

一見カフェインを飲んでも精子の数、泳ぐ力、形状などに悪影響があるようには見えないが、あるアメリカの研究では、高頻度でカフェインを飲んでいる男性は、IVF(対外受精・胚移植法)の治療においては、その臨床妊娠の可能性を妨げられることを示しました。よって、あなたのパートナー(男性も女性も)がカフェイン好きの場合は毎日1カップにとどめるように抑制してあげましょう!

【10】水銀を多く含んだ魚

「水銀」は直接、間接的に男女問わず不妊の原因になります。水銀の含有量が高いとされるメカジキ、サバ、アマダイ、マグロステーキなどは摂取を控えましょう。

【11】ダイエット&ソフトドリンク

とくにダイエットドリンクに含まれている、「アスパルテーム甘味料」は、精子の数を減らすだけでなく、精子のDNA損傷にも関与する可能性が指摘されています。

また種類を問わず多くのソフトドリンクをよく飲んでいる男性の精子数は、一般に比べ低い傾向にあるとニュースやメディアでも取り上げられています。

男性の不妊対策まとめ

妊活は二人の問題ですが、実際にまず不妊に悩むのは女性の方。まずは二人の妊活をはじめる前にもこういった食事を積極的に取り入れていきたいものです。勿論不妊の問題は、食事だけが原因ではないことも多いですが、ぜひこれらの不妊対策の食事をお相手の男性にも知ってもらい、協力してもらってください。健康な精子をもっている男性だとしてもお二人の不妊対策にマイナスにはなりませんよね。

それからお酒は二人とも控えめに!妊活に成功してから二人で祝杯をあげれば良いのですから・・

( by ゼウス23世)

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