はじめに
「アゼライン酸」という成分をご存知でしょうか。
あまり聞き慣れない成分ですが、美肌のためにとても効果がある成分になります。
今回は、アゼライン酸の効果と使い方、そして肌の健康を守る秘訣について紹介していきます。
アゼライン酸とは?肌に与える驚くべき効果
アゼライン酸は、小麦やライ麦などの穀物や酵母に含まれる酸の一種です。
普段、口にするものに含まれている天然由来の成分で、肌に塗った時にも刺激が少ないのが特徴です。
海外では昔からニキビの治療薬として使われることが多く、医師が処方する医薬品として使用されています。
日本では、医薬品ではなく化粧品の有効成分の1つという位置付けになっています。
アゼライン酸には抗菌作用や抗炎症作用、皮脂分泌の調整や角質のケアなど、肌に嬉しい効果があります。
アゼライン酸は様々な肌に対応できるとして、注目されている成分です。
肌のトラブル別:アゼライン酸の効果的な使い方
肌のトラブル別の効果的な使い方について紹介していきます。
【ニキビ肌】
洗顔後、化粧水で肌を整えた後、アゼライン酸配合の美容液またはクリームをニキビが気になる部分に塗布します。
抗炎症作用で赤ニキビや膿ニキビを鎮め、抗菌作用でアクネ菌の増殖を抑える効果があります。
【赤ら顔】
洗顔後、化粧水で肌を整えた後、アゼライン酸配合のクリームを顔全体に薄く塗布します。
赤みが強い場合は1日1回からはじめ、様子を見ながら頻度を増やしていきます。
肌が敏感な方は、保湿クリームで肌を整えてから塗ると刺激を和らげることができます。
【毛穴の詰まりや黒ずみ】
洗顔後、化粧水で肌を整えた後、アゼライン酸配合の美容液を毛穴が気になる部分に塗布します。
軽いピーリング作用で毛穴の詰まりを改善し、過度な皮脂分泌を抑え、毛穴を引き締めます。
朝のスキンケアで使用する際は、必ず日焼け止めを併用しましょう。
【色素沈着】
夜のスキンケアの際に化粧水で肌を整えた後、気になる部分に集中して塗布します。
毎日つけることにより、メラニンの生成を抑制し、色素沈着を薄くする効果が期待できます。
アゼライン酸を取り入れて肌を健康に保つためのポイント
アゼライン酸は様々な肌のトラブルに対応できる成分です。
その効果を最大限に感じるためには、使用方法をしっかり守り適切に使うことが大事なポイントです。
特に、日中も使用する方は日焼け止めを必ず使うようにしましょう。
他の化粧品との組み合わせる場合は、レチノールやビタミンC、サリチル酸などの刺激が強い成分とは併用を避けたり、朝と晩など使用する時間を分けると良いです。
また、十分な睡眠やバランスの良い食事、ストレスをためないようにするなどライフスタイルを見直すことで最大限の効果を得ることができます。
まとめ
アゼライン酸は、様々な肌トラブルに対応できる成分です。
特にニキビや敏感肌、赤ら顔に効果的で、穏やかな作用でありながら、抗炎症や美白、角質ケアなどの効果があります。
正しく使い、効果を最大限発揮させましょう。