目次
はじめに
身近な野菜でありながら、意外と知られていない「さやいんげん」と「いんげん」。
実はこの2つ、似て非なるものなのです。
今回はこの2つの野菜の違いについてご紹介いたします。
料理の幅を広げるためにも、ぜひ違いを理解して上手に使い分けていきましょう。
さやいんげん と いんげん、何が違う?基本の特徴をチェック!
まずは、さやいんげんといんげんの基本的な違いや特徴をみてみましょう。
見た目と食べ方の違い
さやいんげん
- 未熟な状態で収穫された緑色のさやごと食べる野菜
- さやが筒状の「丸さや」と平べったい「平さや」がある
いんげん(いんげん豆)
- 完熟した豆を乾燥させたもの
- さやは食べずに中の豆だけを食べる
旬の時期
- さやいんげん:夏が旬(6月〜9月)
- いんげん豆:秋が旬(9月〜10月)
品種の違い
さやいんげんは、いんげん豆のさやを食べるために品種改良されたものです。
つまり、同じ植物の異なる品種なのです。
それぞれの栄養成分や健康へのメリットを比較
さやいんげん、いんげんは両者ともに栄養豊富ですが、少し特徴が異なります。
詳しくみてみましょう。
さやいんげんの栄養
- β-カロテン:抗酸化作用で老化防止
- カリウム:むくみ解消、高血圧予防
- ビタミンB群:代謝アップ
- ビタミンK:骨を丈夫に
- 食物繊維:便秘解消
いんげん豆の栄養
- タンパク質:筋肉や細胞の材料
- 食物繊維:腸内環境改善
- ミネラル:体の調子を整える
両方とも健康に良い食材ですが、さやいんげんはビタミン類が豊富で、いんげん豆はタンパク質が多いのが特徴です。
どっちを選ぶ?シーン別おすすめの使い分けガイド
では、どんなときにどちらを選べばいいのでしょうか?
使い分けのポイントをご紹介いたします。
さやいんげんがおすすめのシーン
- サラダやおひたしなど、さっぱりした料理に
- 炒め物や煮物の彩りに
- ビタミン類を手軽に摂りたいとき
いんげん豆がおすすめのシーン
- 煮込み料理やスープの具として
- 豆の風味を楽しみたいとき
- 植物性タンパク質を摂りたいとき
どちらも茹でて調理するのが一般的ですが、さやいんげんは1〜2分、いんげん豆は柔らかくなるまでしっかり茹でましょう。
まとめ
さやいんげんといんげん、同じ植物から生まれた異なる食材だという驚きの事実がわかりましたね。
どちらも栄養豊富で、料理の幅を広げてくれる素晴らしい食材です。
今回学んだ違いを活かして、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてください。
健康的でおいしい食生活のために、さやいんげんといんげんを上手に使い分けていきましょう!