さやいんげんは、緑黄色野菜の一種で、β-カロテンやビタミンC、食物繊維などの栄養素が豊富です。
しかし、調理する前に筋を取るのが面倒だと感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、さやいんげんの筋の役割や必要性、簡単な取り方、そして美味しく仕上げるための下処理のコツについて解説します。
筋は取るべき?さやいんげんの筋の役割と必要性
さやいんげんの筋は、消化されにくく、食感もよくありません。
食べた後、口に筋が残ることもあり、美味しい料理も残念に感じられてしまいます。
ところで、さやいんげんの筋にはどんな役割があるのでしょうか。
さやいんげんの筋は、主に以下の3つの役割を担っています。
- 莢を支える役割
- 根から吸収した水分や栄養分を運ぶ維管束の役割
- 種子の保護
このように筋は、さやいんげんの莢の成長や種子の保護にとって必要なものであるだけでなく、栄養分などを運ぶ役割があります。
高齢者や消化器官が弱い方が食べる際は、筋を取り除いてから調理するとよいでしょう。
さやいんげんの筋の取り方
さやいんげんの筋は、以下の手順で簡単に取ることができます。
- さやいんげんのヘタを指で折る
- 折った部分から筋をゆっくりと引っ張る
- 反対側も同様に筋を取る
最近は筋のない、筋なしいんげんも栽培されています。
筋なしいんげんの場合は、ヘタを包丁で切り落とすだけです。
下処理のコツ!さやいんげんを美味しく仕上げるポイント
筋を取ったら、下処理をしていきましょう。
一つ一つを丁寧にすることが、さやいんげんを美味しくするポイントです。
1.塩もみ
さやいんげんに塩を振り、軽くもみ込むことで、色鮮やかに仕上がります。
2.茹でる
沸騰したお湯に塩を入れ、さやいんげんを2~3分茹でます。
茹で過ぎると食感が悪くなるので注意しましょう。
3.冷水で冷やす
茹であがったら、ざるにとってすぐ冷水で冷やしましょう。
冷水で手早く冷やすことで、色止めと食感の維持ができます。
まとめ
さやいんげんは栄養豊富な緑黄色野菜です。
調理する際は筋をとって下処理をすることで、色鮮やかなさやいんげんを、美味しくいただけます。
筋はヘタと先端の両端を折り、ゆっくりと引っ張って取り除きましょう。
筋を取らずに食べられる筋なしのさやいんげんは、ヘタを切り落とすだけで十分です。
丁寧な下処理で、さやいんげんの料理を楽しみながら健康になりましょう。