乳酸菌の役割とは?取りすぎによる注意点

目次

はじめに

最近ではヨーグルトや乳酸菌飲料など、健康目的に合わせた商品も数多く発売されていますね。

乳酸菌と聞くと、お腹の調子を整えてくれる・免疫力を強くする、などを思い浮かべる方が多いと思うのですが、過剰摂取が体の調子を崩すことをご存じでしょうか?

この記事では、乳酸菌の役割と過剰摂取の注意点についてご紹介していきます。

乳酸菌とは?その基本的な役割と種類

乳酸菌は、腸内細菌の一種で主に小腸で活動しています。

ブドウ糖や乳糖など、糖を分解して乳酸を作り出し、悪玉菌の増殖を抑え、消化吸収を促進してくれるのです。

腸内環境の改善

乳酸菌の効果によって、腸内フローラ(腸内細菌のバランス)が整います。

すると、便秘や下痢を改善したり、免疫力の向上やアレルギー症状を緩和すると言われています。

免疫機能の向上

免疫細胞は主に腸内にいるため、腸内環境が整うと免疫細胞も元気になり、免疫力が向上します。

その他の効果

乳酸菌には様々な種類があり、それぞれが異なる特徴や効果を持っています。

  • コレステロール値の低下・・・ラブレ菌、カゼイ菌SP株
  • ピロリ菌の抑制・・・LG21乳酸菌
  • アレルギー症状の緩和・・・KW乳酸菌、BB536乳酸菌、L-92乳酸菌
  • 内臓脂肪の低減・・・ガセリ菌SP株

乳酸菌を取りすぎるとどうなる?過剰摂取のリスク

乳酸菌は基本的に安全な食品成分ですが、過剰に摂取すると以下のようなリスクが考えられます。

下痢や腹痛

乳酸菌は腸のぜん動運動を活発にする効果があるため、過剰に摂取すると下痢や腹痛の原因になります。

お腹の張りやガス

乳酸菌が腸内で発酵する過程でガスが発生します。

これがお腹の張りの原因になり、おならの原因でもあります。

アレルギー反応

稀ですが、乳酸菌に対するアレルギー反応が出ることがあります。

糖分やカロリーの過剰摂取

乳酸菌飲料やヨーグルトには、糖分やカロリーが多く含まれている商品もあるため、食べ過ぎると肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。

健康をサポートする理想的な量

乳酸菌の摂取量は、個人の体質や健康状態によって異なります。

明確な基準はありませんが、一般的には、1日に10億個から100億個程度の乳酸菌を摂取するのが良いとされています。

  • ヨーグルトや乳酸菌飲料などから摂取する場合は、商品に記載されている摂取目安や量を 確認しましょう。
  • サプリメントで摂取する場合は、医師や薬剤師に相談し、適切な摂取量を守りましょう。
  • 様々な種類の乳酸菌をバランス良く摂取することを心がけましょう。

まとめ

乳酸菌の効果は、私達の健康にとても役立つものですが、過剰摂取によって健康に害をもたらすこともあると、わかって頂けたでしょうか。

適度な量を守って継続すればその効果を実感できるはずです。

バランスの良い食事と一緒に乳酸菌をプラスして健康的な体を手に入れましょう。

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