はじめに
米麹は、米に麹菌を繁殖させて発酵させた食品で、味噌、醤油、甘酒など日本の伝統的な発酵食品の原料として使われています。
米麹には酵素が豊富に含まれており、腸内環境を整えたり、美肌効果を促進したりするなど、健康や美容に嬉しい効果がたくさんあります。
この記事では、米麹を使った簡単で人気のレシピを紹介し、日常の食事に取り入れるメリットや使い方を解説していきます。
米麹の活用法!料理に取り入れるメリットとは?
旨みとコクがアップ
米麹は酵素の働きで食材の旨み成分であるアミノ酸を引き出すため、料理の味がより深く、まろやかになります。
特に、塩麹や醤油麹は肉や魚の下味として活用することで、柔らかくジューシーに仕上がります。
消化を助ける
米麹に含まれる酵素は、デンプンをブドウ糖に分解し、消化を助けてくれる働きがあります。
そのため、米麹で作った甘酒や塩麹は胃腸に優しく、体への負担を減らしてくれます。
美容・健康効果
米麹に含まれるビタミンB群や乳酸菌は、美肌効果や腸内環境の改善にも役立ちます。
特に甘酒は「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高く、疲労回復や免疫力アップに効果的です。
初心者でも簡単!米麹を使った基本の発酵レシピ
米麹を使った基本のレシピを紹介していきます。
塩麹
塩麹は、肉や魚の漬け込み、炒め物、スープの隠し味など幅広く使える万能調味料です。
【材料】
- 米麹…300g
- 塩…90g
- 水…450ml
【作り方】
- ヨーグルトメーカーの容器に米麹、水、塩を入れて混ぜ合わせ、全体を均一になじませる。
- ヨーグルトメーカーの設定で60℃、9時間にて設定。
- 9時間後、よくかき混ぜ、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やす。
甘酒(甘麹)
甘酒は、米麹とご飯から作る発酵飲料で、腸内環境の改善や美肌効果が期待できます。
【材料】
- 米麹…100g
- ご飯…1合
- 水…180ml
【作り方】
- 炊きたてのごはんをケースに入れ、水を注ぎ入れて60度以下に冷ます。
- 麹は、塊があれば手でほぐし、1に入れよく混ぜる
- ヨーグルトメーカーに入れて、58〜60度で8〜10時間発酵させる。
- 途中、混ぜると良い。
- 甘麹の出来上がり。清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫保存。2週間以内で使い切ります。
醤油麹
醤油麹は、醤油の旨みと麹の甘みが合わさった万能調味料で、炒め物や煮物の味付けに最適です。
【材料】
- 米麹…100g
- 醤油…200ml
【作り方】
- 清潔な容器に麹を100g入れます。
- 次に醤油を200ml入れます。(麹の倍量目安でOKです)
- 麹が浸るように混ぜます。
- 【常温保存】室温で毎日1回混ぜながら1週間置いておきます。フタはゆるめで!
【ヨーグルトメーカー】45度10時間にセットします。フタは緩めで。 - とろみが出て麹が柔らかくなっていたら完成です!
おやつやスイーツにも!米麹を使ったヘルシーレシピ
米麹は甘みを引き出すため、スイーツにもぴったりです。
砂糖の代わりに米麹を使ったヘルシーなおやつレシピをご紹介します。
ぷるとろ食感♪甘麹豆乳プリン
【材料】
- 甘麹…40g
- 豆乳…160g
- 片栗粉…大さじ1.5
- あん…お好みで
- きな粉…お好みで
【作り方】
- 鍋に甘麹、豆乳、片栗粉を入れて火にかけ、ヘラでしっかり混ぜ溶かす
- だんだんとろみがついてくるので混ぜ続け、このあたりから弱火にしてフツフツ言うまで加熱し火を止めて器に入れる
- あんを水で好みのかたさにのばしてきな粉と一緒に2の上にかける
まとめ
米麹は、塩麹や甘酒などさまざまな調味料を作ることができ、旨みを引き出すだけでなく、消化を助けたり美容・健康効果があります。
初心者でも簡単に作れ、それを使用してスイーツまで作ることができます。
ぜひ、日常の食事に米麹を取り入れてみてください。