足は心臓から離れているため、体の中でもとくに冷えやすい部位です。
足が冷えると睡眠不足になったり、免疫力が低下して風邪をひきやすくなったりと体調不良を引き起こすこともあります。
足の冷えを解消するには「足浴」が効果的です。
正しい足浴の方法や効果を高めるコツを調査しました。
はじめに
足浴と足湯は同じようでいて、実は違いがあります。
足浴は膝下まで湯に浸し、筋肉の疲労回復や冷え性の改善を目的とした治療法として利用されます。
一方、足湯は主に足首まで浸かる方法で、軽いリラクゼーション目的で行われることが多いです。
期待する効果に応じて、足浴と足湯を使い分けるといいですね。
足浴の効果|冷え・むくみ改善だけじゃない嬉しいメリット
足浴の効果は冷え性やむくみの解消だけではありません。
足を温かい湯に浸して洗うことによって、足の皮膚を清潔に保ち、特に足裏の汗腺の汚れを落とす効果があります。
爪や角質が柔らかくなるので、爪切りや角質ケアをより安全に行えます。
また、足を全体的に温めることにより、血行がよくなり肩こりや腰痛の緩和、疲労回復につながります。
心身のリラックス効果を得られるので、睡眠を助ける効果も期待できます。
足浴の正しい方法
足浴をするときに気をつけないといけないのは、湯温と時間です。
湯温は39~40℃に保ちます。
足浴中は、お湯が冷めやすいので適宜足し湯を行い、常に適温を保つようにします。
足首まで浸して10~15分間温めます。
足はほんのりピンクになったら十分、温まっています。
その後、石鹸などで指の間や爪の周りをしっかり洗い、水分を拭き取って保湿ケアをすることも大切です。
足浴の効果を高めるコツ|温活&リラックスを深める方法
足浴のとき、膝下の露出部分が冷えやすいことがあります。温浴効果を高めるために、保温用のバスタオルをかけるといいです。
ハーブやアロマオイル、バスソルトを湯に入れて、香りを楽しむとリラックス作用が増幅します。
とくにおすすめのハーブが「よもぎ」。
温浴効果が高く、美容や健康をサポートしてくれます。
まとめ
足浴をすると、少し贅沢な気分になれますよね。
リラックス効果がよく知られていますが、実は医療の現場でも取り入れられているケアです。
足を入れられる容器とお湯があればできるので、家でも簡単に行えます。
足の冷えはさまざまな不調の元になることもあります。
足が冷たいと感じたら、足浴をぜひ、試してみてください。