はじめに
らっきょうは、ニンニクや玉ねぎの仲間で、球根部分を漬物にして食べるのが一般的です。
強い辛味があるので、生食には向きません。
しかし、甘酢や塩に漬けることで食べやすくなり、保存もきくようになります。
また、食物繊維が豊富で、整腸作用やデトックスなど、健康面で期待できる成分にも注目です。
この記事では、らっきょうの栄養と効果、漬け方についてご紹介していきます。
らっきょうの栄養と効果
らっきょうに含まれている、体が喜ぶ成分を以下にまとめました。
成分名 |
主な効果 |
フルクタン(水溶性食物繊維) |
腸内環境を整え、便秘予防に役立つ |
アリシン |
血行促進・疲労回復・抗菌作用がある |
サポニン |
抗酸化作用があり、生活習慣病予防に効果が期待される |
特に「アリシン」という成分は、代謝が気になる方におすすめです。
らっきょうの栄養を最大限に活かす食べ方
甘酢漬け
甘酢漬けにしたらっきょうを、1日2~3粒程度を目安に食べるのが効果的です。
食べ合わせの工夫
発酵食品(納豆や味噌汁)と一緒にとると、腸内環境の改善効果が高まります。
加熱に注意
アリシンは加熱に弱いため、浅漬けで食べる方が栄養をしっかりとれます。
夜に食べる
フルクタンは、善玉菌のエサになるので、翌朝のトイレのスッキリ感が期待できます。
また、アリシンとの効果によって、血糖値の急上昇を抑えます。
簡単にできる!家庭でのらっきょうのつけ方
家庭でも簡単にらっきょう漬けは作れます。
ここでは甘酢の作り方もご紹介していますが、市販のらっきょう酢を使うのが最も簡単です。
らっきょうとの対比なども、パッケージに明記されていることが多いです。
材料
・生らっきょう:500g
・酢:200ml
・砂糖:150g
・塩:大さじ1
・唐辛子(お好みで):1本
作り方
- 下処理:らっきょうの根と茎を切り落とし、薄皮をむいて水洗いします。半日ほど塩水に漬けておきましょう。
- 甘酢の準備:酢・砂糖・塩を鍋に入れて加熱し、沸騰したら火を止めて冷まします。
- 漬け込み:消毒済みの保存瓶にらっきょうと唐辛子を入れ、冷ました甘酢を注ぎます。
- 保存:冷暗所で1週間ほど置けば食べ頃に。冷蔵庫なら2~3か月保存可能です。
まとめ
らっきょうは刺激が強いため、少量の摂取が目安となりますが、健康面での効果は優れています。
年齢を重ね、体調が気になりだした方におすすめです。
生らっきょうは、5月中旬~6月下旬に旬を迎えますので、貴方も自家製らっきょう漬けにチャレンジしてみて下さい。
【この記事の参考サイト】
農林水産省「らっきょうの基礎知識」https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/syukaku/attach/pdf/index-67.pdf
JA全農あきた「らっきょうの栄養と効能」https://zennoh.or.jp/ak/recipes/season/060.html