アンチエンジングの強い味方!抗酸化力が高い食べ物(スパイス編ベスト20)
この記事の目次
恐ろしいフリーラジカルという存在
全ての物質は全て原子からできています。物質構成の最少体ですよね。私たちのカラダも同じ。
私たちのカラダの最少構成である「原子」というのは、核の周りをマイナスの電子がぐるぐる回っていて、通常は一つの起動に2個づつ対になってバランスをとっています。しかし、そのマイナス電子が一個しかないものがあります。それがフリーラジカル。難しい表現では「不対電子」(遊離活性基)と呼ばれます。
このフリーラジカルですが、体内の酸素がある相互作用によって、カラダの中で形成されてしまいます。そして一旦形成されると、反応性がとても高くドミノのような連鎖反応を起こしはじめます。
フリーラジカルの動きを封鎖する強い味方
フリーラジカルが危険なのは、DNAや細胞膜といった重要な細胞成分と反応して、次々とその重要な細胞を損傷してしまうことです。健全な細胞を損傷して機能不全にさせたり、殺したりしてしまいます。
ところが、私たちのカラダにはフリーラジカルによる損傷を防ぐ酸化防止の防御システムを持っています。それが抗酸化物質です。
抗酸化物質は、フリーラジカルによって分子が損傷を受ける前に、フリーラジカルと相互作用を起こして、フリーラジカルの悪いドミノ反応を終わらせてくれる役割をもっている私たちの強い味方です。
抗酸化物質は、大きくは水溶性と脂溶性の2つに分けられますが、いずれにしろこれらは、体内で生合成するか、私たちの食べ物から摂るしかありません。ですので、抗酸化物質を多く含んだ食べ物を積極的に摂ることが、フリーラジカルと戦うに強いカラダへと変えていってくれるのです。
抗酸化作用が高い食べ物(スパイス香辛料編トップ20)
▶ スパイス以外はこちらの記事を参考にしてください。↓
【ベスト10】デトックス、エイジングケアに!抗酸化力が高い食べ物ランキング
【ORACスコア】
アメリカの国立エイジングケア研究所によって開発されたORACスコア。食べ物に含まれる抗酸化力の強さを計測したもの。食べ物の酸素ラジカル吸収能力をテストして、その食べ物の抗酸化能力レベルを指標化しています。
各100gを対象として、その分量でフリーラジカルを吸収したり除去したりできるパワーを数値化したもの(活性酸素吸収能力)になり、数値が高いものほど”抗酸化パワー”が強い食べ物ということになります。
今回は、2016年4月に更新されたばかりの指標を用いて、スパイス香辛料編としてトップ20を集めました。
トップ11~20位
(20位) チリパウダー [ORAC 23636]
(19位) イエローマスタードシード [ORAC 29257]
(18位) ブラックペッパー [ORAC 34053]
(17位) ショウガ(グラインド) [ORAC 39041]
(16位) ホワイトペッパー [ORAC 40700]
(15位) カレーパウダー [ORAC 48504]
(14位) クミンシード [ORAC 50372]
(13位) ドライバジル [ORAC 61063]
(12位) ナツメグ(グラインド) [ORAC 69640]
(11位) ドライパセリ [ORAC 73670]
トップ1~10位
(10位) オールスパイス(グラインド) [ORAC 100400]
(9位) ドライ唐山椒 [ORAC 118400]
(8位) セージ (グラインド) [ORAC 119929]
(7位) ドライバニラビーンズ [ORAC 122400]
(6位) ウコン(グラインド) [ORAC 127068]
(5位) シナモン(グラインド) [ORAC 131420]
(4位) ドライタイム [ORAC 157380]
(3位) ドライローズマリー [ORAC 165280]
(2位) ドライオレガノ [ORAC 175295]
(1位) クローブ(グラインド) [ORAC 290283]
抗酸化力(スパイス編)まとめ
抗酸化パワーベスト20(スパイス香辛料編)をご紹介しました。ぜひ前回記事の食品編と合わせて参考にしてください。
>> スパイス以外はこちらの記事を参考にしてください。↓
【ベスト10】デトックス、エイジングケアに!抗酸化力が高い食べ物ランキング
以上であげた香辛料は家庭でも簡単に栽培できるものもありますので、好きな時に充分な料を食べられるように家庭栽培に挑戦してみるのも面白いかもわかりませんね♪
(by ゼウス23世)