はじめに
家庭菜園や植物栽培を楽しんでいる方に朗報です!
実は私たちの身近にある納豆を使って、驚くほど効果的な液体肥料が作れるんです。
それが、今回ご紹介する「納豆菌液肥」です。
納豆菌液肥には様々な効果があり、作り方は意外と簡単です。
今回は、その作り方や効果、そして使い方など詳しくご紹介いたします。
納豆菌液肥の作り方
材料(1リットル分)
- 納豆:1パック(約50g)
- 水:1リットル
- 砂糖:大さじ1
作り方
- 大きめの容器に水1リットルを入れます。
- 納豆1パックを水の中に入れます。この時、納豆についているタレやからしは入れないようにしましょう。
- 砂糖大さじ1を加えます。これは納豆菌の餌になります。
- よくかき混ぜて、容器にフタをします。
- 直射日光の当たらない涼しい場所で、3〜5日間発酵させます。
発酵中は1日1回程度、軽くかき混ぜてあげるとより良いでしょう。
発酵が進むと、泡立ちや独特の香りが出てきます。
これが納豆菌が活発に活動している証拠です。
完成した液肥は、ザルでこして納豆を取り除けば使用可能です。
残った納豆はコンポストに入れるか、土に埋めて肥料として活用できますよ。
納豆菌液肥の効果
納豆菌液肥には、様々な効果があります。
主な効果をみてみましょう。
土壌改良効果
納豆菌が土壌中の有機物を分解し、植物が吸収しやすい形に変えてくれます。
根張りの促進
根の発達を促進し、植物全体の成長をサポートします。
病害虫への抵抗力向上
植物の免疫力を高め、病気や害虫への抵抗力を強化します。
収穫量の増加
植物の生育を促進することで、収穫量の増加が期待できます。
環境にやさしい
化学肥料と違い、環境への負荷が少ない天然の肥料です。
これらの効果により、植物がより健康に、そしてたくましく育つことができるのです。
納豆菌液肥の使い方
では、せっかく作った納豆菌液肥をどのように使えばいいのでしょうか?
効果的な使用方法をご紹介いたします。
希釈率
基本的には、作った液肥を20〜50倍に薄めて使用します。
- 葉面散布:50倍希釈
- 土壌散布:20〜30倍希釈
使用頻度
週1〜2回程度の使用が理想的です。
植物の生育状況を見ながら調整しましょう。
使用方法
- 葉面散布:朝か夕方の涼しい時間帯に、葉の表裏にまんべんなく吹きかけます。直射日光を避けるのがポイントです。
- 土壌散布:植物の根元周りの土にジョウロなどで散布します。根から吸収させることで、より効果的に栄養を与えられます。
注意点として、花が咲いている時期は葉面散布を控えめにしましょう。
また、果実や食べる部分に直接かからないよう気をつけてください。
まとめ
納豆菌液肥、簡単に作れて効果も抜群、しかも環境にもやさしい。
まさに一石三鳥の優れものですね。
ぜひ、皆さんも家庭菜園や観葉植物の育成に取り入れてみてください。
きっと、植物たちの生き生きとした姿に驚かされることでしょう。
自然の力を借りて、より豊かな緑のある生活を楽しみましょう!