オイスターソースとウスターソースの違い|代用できる方法と活用術

目次

はじめに

料理にコクや深みを加える「オイスターソース」

中華料理ではおなじみの調味料ですが、ウスターソースと混同されることも少なくありません。

しかし、オイスターソースとウスターソースは、原料や味などまったく違うものです。

この記事では、2つのソースの違いとオイスターソースがないときに代用できる調味料や、オイスターソースを使ってウスターソースの代用とする方法について解説します。

オイスターソースとウスターソースの違い

まずは、2つのソースの主な違いを表で確認してみましょう。

特徴

オイスターソース

ウスターソース

主な原料

カキの煮汁、砂糖、でん粉、塩など

野菜・果物の抽出液、酢、香辛料など

味の特徴

濃厚で甘みと塩味がある

酸味とスパイシーさが強い

とろみ

とろみがある

サラッとしている

主な用途

中華炒め物、煮物のコク出し

揚げ物や洋風料理のソース、下味付け

オイスターソースとは、その名の通りカキ(オイスター)の煮汁をベースにしたソースで、深い旨味と自然な甘みが特徴です。

一方のウスターソースは、果物や香辛料を煮詰めて作られた洋風ソースで、酸味とスパイスが効いたシャープな味わいです。

オイスターソースの代用方法|ウスターソース以外の選択肢

オイスターソースがないとき、ウスターソースで代用はできますが、風味が大きく異なるため注意が必要です。

代用する場合は、以下のような組み合わせがおすすめです。

1. しょうゆ+みりん+砂糖

調味料だけではコクが足りない部分を鶏がらスープで補います。

  • しょうゆ
  • 砂糖
  • 鶏がらスープの素

参考:TRIAL MAGAZINE

 2. ナンプラー+はちみつ

ナンプラーは塩漬けの魚を発酵させたものなので、魚介の風味が味わえます。

  • ナンプラー
  • はちみつ

ナンプラーの風味が強い場合は、醤油を加えるとよいでしょう。

参考:デリッシュキッチン

ウスターソースをオイスターソースで代用する方法

逆に、ウスターソースが切れている場合にオイスターソースで代用することも可能です。

ですが、酸味やスパイス感が足りないため、以下の調整をするとより自然になります。

1. オイスターソース+酢+こしょう

  • オイスターソース
  • こしょう

これで、酸味と香辛料のニュアンスを補えます。

トンカツや揚げ物にはやや甘めですが、炒め物や煮込み料理には使いやすいです。

2. オイスターソース+トマトケチャップ+レモン汁

  • オイスターソース
  • ケチャップ
  • レモン汁

甘酸っぱさとフルーティーさが加わり、ウスターソースの風味に近づきます。

まとめ

オイスターソースは、カキの旨味を凝縮した中華料理向きの調味料です。

一方、ウスターソースは、野菜や果物を原料にしたフルーティで酸味のあるソースです。

オイスターソースがない場合は、醤油と砂糖に鶏がらスープを加えたり、ナンプラーとはちみつを混ぜたもので代用できます。

オイスターソースはウスターソースの代用としても使えますが、ソースとしては別物のため、酸味やスパイスを加えるとよいでしょう。

それぞれの特徴を理解して、料理に合わせて上手に活用してみてくださいね。

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