目次
はじめに
最近、健康診断で「肝脂肪」と指摘される人が増えています。
自覚症状が少ないため、つい見過ごしがちですが、放置しておくと健康リスクが高まることも。
今回は、肝脂肪の基礎知識から、治し方や食事で控えるべき食品まで、最新の情報を分かりやすくご紹介いたします。
生活習慣を見直したい方や、家族の健康が気になる方は必見です。
肝脂肪とは?放置するとどうなるの?
肝脂肪(脂肪肝)は、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態を指します。
主な原因は、過剰なカロリー摂取や運動不足、アルコールの摂りすぎですが、肥満でない人にも発症することがあります。
放置すると肝臓の炎症や線維化が進み、非アルコール性脂肪性肝疾患(NASH)や肝硬変、さらには肝がんへと進行するリスクが高まります。
肝脂肪の治し方と生活改善のコツ
肝脂肪の改善には、生活習慣の見直しが不可欠です。
特に効果的なのは以下のポイントです。
- 体重の5〜10%減量を目指す(肥満の方は特に重要)。
- カロリー制限を意識し、バランスの良い食事を心がける。
- 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を週3〜4回、30分以上行う。
- アルコールの摂取を控える。
- 睡眠や生活リズムを整える。
体重を5%減らすだけでも肝臓の脂肪が減り、炎症の指標が改善されることが報告されています。
要注意!肝脂肪を悪化させる食べ物・控えるべき食品
肝脂肪の改善には、食事内容の見直しが欠かせません。
ここでは、控えるべき食品と、逆に積極的に摂るべき食品をみてみましょう。
控えるべき食品
- 糖質の多い食品(ごはん、パン、麺類、果物、清涼飲料水など)
- 動物性脂肪(ラード、牛脂、バター、加工肉、揚げ物など)
- トランス脂肪酸を含む食品(マーガリン、ショートニング、お菓子、洋菓子など)
- アルコール飲料
他にも夜遅くや就寝前の食事も肝脂肪を悪化させる生活習慣です。
積極的に摂るべき食品
- 野菜、海藻、きのこ類(食物繊維が豊富)
- 青魚(必須脂肪酸が豊富)
- 良質な植物性油(オリーブオイル、ごま油など)
- バランスの良いタンパク質(魚、鶏肉、大豆製品など)
まとめ
肝脂肪は放置すると深刻な病気につながることもありますが、生活習慣の改善で十分に治すことができます。
普段の生活の中でカロリーや糖質、脂質の摂りすぎに注意し、バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。
日々の小さな積み重ねが、健康な肝臓と元気な毎日につながります。
気になる方は、今日から一歩踏み出してみてください。