目次
はじめに
麦芽糖は大麦を原料にして作られた天然の甘味料です。
甘さは控えめですが、血糖値の急上昇を抑えたり、疲労回復の効果もあることから、上白糖の代わりに使うかたも増えています。
この記事では麦芽糖の簡単な作り方と注目すべき健康効果についてご紹介していきます。
自宅で簡単!麦芽糖の作り方
麦芽糖は、本来大麦から作るものです。
今回は、ごはんと麦芽粉を使った初心者向けレシピをご紹介します。
材料
- 米:1合
- 水:通常の炊飯時より多め(おかゆ炊き)
- 麦芽粉(モルトパウダー):大さじ2
- 保温性のある容器を用意してください(ポットやスープジャーなど)
作り方
- 米1合を水多めで炊き、やわらかいおかゆを作ります。
- おかゆが炊きあがったら、60℃くらいまで冷まします。
- 麦芽粉を加え、よくかき混ぜます。
- 保温性のある容器へ移し、温度を60℃前後に保ちながら5〜6時間以上置きます。
- 容器の中味を布やキッチンペーパーでこして、水分だけにします。
- こした液体を鍋に入れ、弱火で煮詰めてとろみをつければ完成です!
★ポイント
- 温度は必ず60℃前後を保ちます。高すぎると酵素が壊れ、低すぎると糖化が進みません。
【参考サイト】
麦芽糖の健康効果とは?
麦芽糖は、上白糖と比べると血糖値の上昇が緩やかなので、体への負担が少なく、疲労回復のエネルギー源としても役立ちます。
項目 |
麦芽糖 |
上白糖 |
GI値(血糖上昇) |
低め(約40~50) |
高め(約100) |
カロリー |
やや低め(約300kcal/100g) |
高め(約384kcal/100g) |
甘さの特徴 |
ほんのり、自然な甘さ |
強い甘さ |
麦芽糖の主な健康効果
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- エネルギーがゆっくり供給される
- 疲労回復をサポートする
- 消化が良く、胃にやさしい
使い方いろいろ!麦芽糖のおすすめ活用アイデア
麦芽糖は、上白糖ほど甘みが強くないので、料理やお菓子作りにもよく合います。
素材の味を引き立てて、後味もすっきりして、ヘルシーに仕上がります。
使 い 方 |
仕上がり |
煮物(煮魚、肉じゃがなど) |
まろやかな甘みでコクが出る |
手作りお菓子(蒸しパン、クッキー) |
優しい甘さで自然な仕上がりに |
飲み物(コーヒー、豆乳、ホットミルク) |
香ばしさが加わり、まろやかな味に |
まとめ
麦芽糖は、温度管理に注意すれば自宅でも簡単に作れる天然の甘味料です。
上白糖に比べて体にやさしく、血糖値の急な上昇を抑える効果があると言われています。
料理やお菓子作り、飲み物などに取り入れて、健やかな毎日を楽しみましょう!