目次
はじめに
あなたは「オッソブーコ」という料理を聞いたことがありますか?
上の写真が「オッソブーコ」です。とてもお洒落な料理に見えますが、どこの国の料理で、何を使っているのか気になりますね。
もし、これを自分で作ることが出来たら、素敵だと思いませんか?
この記事では、「オッソブーコ」の基本的な知識とレシピをご紹介していきます。
オッソブーコとは?
「オッソブーコ」とはイタリア語で「骨の穴」という意味。
この料理は、骨付き牛すね肉をじっくりと煮込むことで肉がほろほろになり、骨髄の旨みがソースに溶け出すのが特徴です。
この時、骨髄が小さくなり、穴が空いた状態になることからこの名前が付けられました。
地方によって味付けや食べ方に違いがあり、ミラノ風はサフラン入りリゾットと一緒に提供されるのが一般的で、材料にトマトを使っています。
トスカーナ風ではトマトを使いません。
基本の作り方をマスター!オッソブーコの簡単レシピ
材料
- 牛すね肉(骨付き)…2枚
- 玉ねぎ…1個
- にんじん…1本
- セロリ…1本
- にんにく…1片
- トマト缶(カット)…1缶(約400g)生トマトを使用しても良い
- 白ワイン…100ml
- ローリエ…1枚
- オリーブオイル…適量
- 塩・こしょう…適量
作り方
- 牛すね肉に塩こしょうを振り、小麦粉(分量外)を薄くまぶしておきます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、肉を両面しっかりと焼き色がつくまで焼きます。
- 肉を一度取り出し、同じ鍋でみじん切りにした玉ねぎ・にんじん・セロリ・にんにくを炒めます。
- 野菜がしんなりしたら白ワインを加えてアルコールを飛ばし、トマト缶・ローリエ・焼いた肉を戻し入れます。
- 弱火にして蓋をし、約1時間〜1時間半、肉が柔らかくなるまでじっくり煮込みます。
ここでご紹介したのはミラノ風です。
トスカーナ風はトマト缶ではなく水とブイヨンを使います。
失敗しないためのポイント!美味しく仕上げるコツ
焼き色はしっかりつける:旨みを閉じ込めるため
野菜は焦がさずじっくり炒める:香味野菜の甘み・旨味がソースの決め手。
長時間、弱火でコトコト煮る:肉が柔らかくなり、骨髄の旨みもスープに溶け出します。
お好みでグレモラータをふりかける:パセリ・レモンの皮のすりおろし・にんにくを刻んだもの。仕上げにふりかけると、本格的な味わいになります。
まとめ
イタリアの郷土料理ともいえるオッソブーコは、煮込み時間が長く、一見難しそうですが、野菜のみじん切りさえ準備してしまえば、工程も少ないので簡単です。
長時間煮込んだ肉のほどける食感とソースの旨味が忘れられなくなります。
ぜひ、イタリアを感じる1品を、あなたも作ってみて下さい。