はじめに
若玄米は白米より健康効果が期待できる成分が多く含まれています。
便通を整え糖代謝にも有効な成分を持つ若玄米は、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
そうはいっても玄米というと炊き方が難しそう、においが気になるなど不安がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、若玄米の健康効果や炊き方のポイント、ダイエットへの活用方法について解説します。
若玄米を食べて、健康的な生活を始めましょう。
若玄米の驚くべき健康効果とは?|炊き方を工夫して最大限に活かす方法
若玄米の健康効果は次のとおりです。
食物繊維 |
便通を整える |
ビタミンB1 |
糖代謝、抗疲労効果、免疫機能維持 |
ビタミンB6 |
皮膚、粘膜、髪、歯、爪の生育、貧血予防、免疫機能維持 |
マグネシウム |
骨の健康維持、筋肉収縮・神経伝達、体温・血圧の調整 |
鉄分 |
貧血予防 |
若玄米には糖代謝や便通を整える成分や免疫機能を高める効果が期待できる成分だけでなく、肌や髪などを健康に保つ成分もあります。
「玄米は食べにくいのでは?」「独特のにおいが苦手」と感じる方でも、炊き方を工夫すれば食べやすくなります。
工夫するポイントは2つ
- 若玄米表面のロウ層を取り除く
- 浸水の水を1時間ごとに交換する
若玄米の表面にある、水分をはじくロウ層を取り除くことで、浸水時間も短くやわらかく焚き上がります。
さらに浸水している水をこまめに交換すれば、においもとれるのでおすすめです。
若玄米の効果を引き立てる炊き方|おいしく健康的に食べるためのポイント
それでは、若玄米の効果を引き立てておいしくなる炊き方を紹介します。
- ざるとボールをセットして若玄米を入れ、さっと洗い流す
- ざるに若玄米をこすりつけるようにして研ぐ(粒を割らないように)
- 水を入れて2~3回すすぐ
- 3時間以上浸水させる(途中で水を変えると独特のにおいがとれます)
- 塩をひとつまみ加え、白米と同様の水加減で玄米モードで炊く
- 炊き上がったらご飯をほぐして5分ほど蒸らす
小豆と一緒に炊くと若玄米の栄養素を更に補うだけでなく、生活習慣病予防にも効果が期待できます。
炊き方次第で変わる!若玄米の健康効果とダイエットへの活用法
若玄米は炊飯器で手軽に炊けますが、圧力鍋や土鍋で炊くと、もっちりと甘みのあるご飯に炊きあがります。
若玄米はよく噛む必要があるため、満腹感を得やすく食べすぎを防ぐ効果が期待できます。
しかし、よく噛まずに食べてしまうと消化吸収が悪くなるので注意しましょう。
若玄米の消化吸収に不安がある方は、おかゆにする方法がおすすめです。
水分量も増えるため、カロリーも抑えられます。
若玄米を研いで浸水させた後、若玄米と水の割合を1:5にして、弱火でじっくり炊きましょう。
たくさん作って冷凍保存しておけば、手軽に食べられます。
鶏がらスープなどと一緒に炊いたり野菜を入れたりとアレンジも可能です。
まとめ
若玄米は玄米より柔らかくて食べやすいだけでなく、炊き方も白米とほとんど変わりません。
しかも、成熟しきる前の成長のエネルギーをため込んだままのお米なので、玄米より栄養価が高いのも魅力です。
糖代謝に必要なビタミン類、腸内環境を整える食物繊維など、ダイエットに必要な栄養素も豊富に含まれ、空腹感が抑えられます。
炊き方を工夫しながら、若玄米で健康的にダイエットを始めましょう。