はじめに
乾燥きくらげは、コリコリした食感と旨味が楽しめる食材です。
ラーメンのトッピングや炒め物など、幅広い料理に使用することができ、長期保存も可能なことから、常備している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、乾燥きくらげを美味しく食べるための基本的な戻し方と茹で時間、乾燥きくらげと生きくらげの栄養価と旨味の違いをご紹介していきます。
乾燥きくらげの特徴と魅力
生のきくらげと乾燥きくらげでは、栄養価や旨味に違いがあります。
栄養価の違い
1、水分量
乾燥きくらげは、水分が抜けるため、生のきくらげと比べると栄養の濃度が高くなります。
2、ビタミンD
天日干しされた乾燥きくらげは、エルゴステロールという成分がビタミンDに変換されることから、生のきくらげよりも多くのビタミンDを含みます。
3、食物繊維
乾燥きくらげは、水分が抜けることで食物繊維の割合が高まります。
旨味の違い
1、グルタミン酸
きくらげは乾燥させることで、旨味成分であるグルタミン酸が凝縮されます。
そのため、生のきくらげよりも旨味が強く感じられます。
2、香り
生のきくらげは土のような匂いがしますが、乾燥させることで香ばしい香りに変化します。
3、食感の違い
生のきくらげは、みずみずしく、シャキシャキとした食感が特徴ですが、乾燥きくらげは、コリコリとした食感が特徴です。
乾燥きくらげの魅力
長期保存が可能
乾燥しているため、密閉容器に乾燥剤と一緒に入れて常温で長期保存が可能です。
手軽に使える
水で戻すだけで、手軽に調理に使えます。
栄養豊富
βグルカンや食物繊維、鉄分など、健康や美容に良い栄養素が多く含まれています。
独特の食感
コリコリとした食感が特徴です。
乾燥きくらげの戻し方:基本の手順
水で戻す
- ボウルに乾燥きくらげを入れたら、たっぷりの水を加えます。
- そのまま約30分~1時間ほど浸しておきます。
- 急ぎの場合は、ぬるま湯で戻すと早く戻ります。
汚れを落とす
戻したきくらげは、汚れている場合がありますので、水でよく洗います。
特にひだが重なっている部分には汚れが溜まりやすいので、丁寧に洗いましょう。
石づきを取る
きくらげの中心にある硬い部分(石づき)を切り取ります。
石づきは食感が悪く、消化も悪いので必ず取り除きましょう。
必要であればカットする
料理に合わせて、きくらげを適度な大きさにカットします。
炒め物などには、細長くカットすると食べやすくなります。
きくらげのゆで時間:美味しさの秘訣
ゆで時間の目安
- 沸騰したお湯で約1~2分。
- 茹で過ぎると食感が悪くなるので、注意しましょう。
食感の調整
- コリコリとした食感が好きな場合は、短めに茹でます。
- 柔らかい食感が好きな場合は、長めに茹でます。
まとめ
乾燥きくらげの大切なポイントは以下の4つです。
- 水でしっかり戻す
- 汚れを丁寧に落とす
- 石づきを必ず取る
- ゆで時間は短めに
まだ使ったことがない方も、この記事を参考に乾燥きくらげを使った料理にチャレンジしてみて下さい。