はじめに
酒粕と聞くと、最近では化粧品などにも使用されたりしているため、美容に良い成分なのかなと思う方も多いのではないでしょうか。
実は、栄養成分がたっぷりで、美容効果はもちろん健康効果も高い食材です。
今回は、酒粕とはどういったものなのか?
効果や栄養、そして酒粕を使用したレシピについて紹介していきます。
酒粕とは?
酒粕は、日本酒を造る過程で、諸味を絞った後に残る白色の固形物です。
日本酒の原料である米、米麹、酵母由来の栄養素を豊富に含み、健康や美容に良いとされています。
タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがバランス良く含まれており、抗酸化作用や腸内環境の改善、免疫力向上、美肌対策に効果があると言われています。
酒粕には、大きく分けて板粕、ばら粕、練り粕の3種類があります。
板粕は、搾ったままの板状の酒粕で、ばら粕は、板粕を崩したもの、練り粕は、熟成させたペースト状の酒粕です。
酒粕は、そのまま食べることもできますが、甘酒、粕汁、粕漬けなど、さまざまな料理に利用できます。
近年では、酒粕の健康効果や美容効果が注目されており、食品だけでなく、化粧品や健康食品にも利用されています。
酒粕の効能と栄養
酒粕は、日本酒を醸造する過程で生まれる副産物ですが、その栄養価と健康効果は非常に高く、注目を集めています。
酒粕の主な栄養素
- タンパク質: 必須アミノ酸を含む良質なタンパク質が豊富です。
- ビタミンB群:ビタミンB1、B2、B6など、エネルギー代謝や皮膚の健康維持に役立つビタミンが豊富です。
- 食物繊維: 腸内環境を整え、便秘解消に役立つ食物繊維が豊富です。
- ミネラル: カルシウム、マグネシウム、亜鉛など、健康維持に欠かせないミネラルが含まれています。
- コウジ酸:メラニンの生成を抑制し、美白効果が期待できます。
- 葉酸:赤血球の形成を助け、貧血予防に役立ちます。
酒粕の効能
酒粕に含まれるコウジ酸やビタミンB群はシミやくすみを防ぎ、肌の保湿力を高め、食物繊維や酵母は腸内環境を整え、便秘や免疫力向上に役立ちます。
さらに、ペプチドや食物繊維は血圧や血糖値の改善を促し、アデノシンは血行を促進し体を温め、ビタミンB群やアミノ酸は疲労回復を助ける効果が期待されています。
酒粕は美肌、腸内環境改善、生活習慣病予防、冷え性改善、疲労回復に役立つ嬉しい効果が沢山ある食材です。
酒粕を使った人気レシピ
酒粕を簡単に取り入れられる、簡単で人気のレシピを紹介します。
酒粕の甘酒
材料(1人分)
- 酒粕 30g
- お湯 200ml
- 砂糖 大さじ1
- 酒粕を一口大にちぎる
- 鍋にお湯を入れ、沸騰したら酒粕を加えて全体をなじませます。
- 酒粕が溶けたら、砂糖を入れなじませたら完成です。
まとめ
酒粕は、日本酒を作る過程でできる栄養たっぷりの食材です。
美肌効果や腸内環境を整えたり、疲労回復などにも効果があります。
酒粕を使用した甘酒なら、作るのもとても簡単です。
ぜひ、試してみてください。