切り干し大根の魅力|栄養や効能、家庭で簡単に作れるレシピ

目次

はじめに

古くから日本の食卓で親しまれてきた乾物の一つ、切り干し大根。

大根を細切りにして乾燥させた保存食ですが、単なる保存食としてだけでなく、豊富な栄養と健康効果を持つ食材としても注目されています。

今回は、そんな切り干し大根の栄養価や期待できる効能、そして家庭で簡単に作れるレシピをご紹介します。

切り干し大根の栄養価

生の大根が乾燥することで、栄養価がアップした切り干し大根の栄養価を見ていきましょう。

乾燥切り干し大根(50g/1パック)の栄養価を以下の表にまとめます。

食物繊維

10.65g

不溶性と水溶性のバランスが良い

カリウム

1750㎎

生の大根に比べて15倍

カルシウム

250㎎

生の大根に比べて20倍

鉄分

1.55㎎

乾燥により凝縮されている

このほか、エネルギー代謝を助けるビタミンB群も、生の大根よりも多く含まれています。

低脂質でミネラル豊富な切干大根は、少量でも効率的に栄養を摂取できるのが魅力です。

切り干し大根の健康効能|便秘解消や血糖値改善など

それでは、豊富な栄養価を持つ切り干し大根には、いったいどんな健康効果が期待できるのかについて解説しましょう。

  • 便秘解消: 切り干し大根の不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動を活発にし、便通をスムーズにする効果が期待できます。また、水分を吸収して便のかさを増やし排便を促しやすくする
  • 血糖値の急激な上昇を抑える: 食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにする働きがあるため、食後の血糖値の急激な上昇を抑える
  • 高血圧予防: カリウムが体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる
  • 骨粗鬆症予防: カルシウムが骨や歯の形成
  • 貧血予防: 切り干し大根に含まれる鉄分による貧血予防

切干大根は、便秘解消、血糖値上昇の抑制、高血圧、骨粗鬆症、貧血などの予防などの効果が期待できる、優れた食材です。

ぜひ、毎日の食事に積極的に取り入れたいですね。

切り干し大根を使った簡単レシピ

切り干し大根は煮物だけでなく、サラダや和え物など様々な料理に活用できます。

ここでは、家庭で簡単に作れるレシピを一つご紹介します。

切り干し大根とツナの和え物

【材料】

  • 切り干し大根:30g
  • ツナ缶:1缶(70g程度)
  • きゅうり:1/2本
  • マヨネーズ:大さじ2
  • しょうゆ:小さじ1/2
  • 白いりごま:適量
  1. 戻した切り干し大根は、水気を絞る
  2. きゅうりは細切りにして塩少々まぶして水気を切る
  3. ツナ缶は缶の汁気を切る
  4. 調味料、具材すべてを混ぜ合わせて盛り付け、白ごまを振る

このレシピは、栄養満点でありながら、調理時間も短く、忙しい時でも手軽に作れる一品です。

お好みで、人参やワカメなどを加えても美味しくいただけます。

まとめ

切り干し大根は、乾燥させることで栄養価が凝縮された素晴らしい食材です。

便秘解消、血糖値改善、高血圧予防、骨粗鬆症予防、貧血予防など、様々な健康効果が期待できます。

煮物だけでなく手軽に食卓に取り入れられるので、積極的に食事に活用していきたいですね。

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