腸内環境改善・美肌効果・冷え性改善・生活習慣病予防など、さまざまな健康効果が期待できる酒粕。
でも一度にたくさんの量を使わないので、余らせてしまうのではないかと心配になることもありますよね。
酒粕の賞味期限はどのくらいあるのでしょうか?
美味しく長持ちさせる保存方法をご紹介します。
はじめに
酒粕は酒をしぼった後に残る固形物です。一般的なタイプは板粕、バラ粕の2種類で、スーパーマーケットやデパートなどで購入できます。
酒粕は万能調味料として、和・洋・中のさまざまな料理のほか、スイーツ・ドリンクなどに幅広く使えます。
料理に少し加えるだけで味わいに深みが増し、発酵で生じた多様な成分を摂り入れることができます。
一般に販売されている酒粕の内容量は500gが多いようですが、1日あたりに摂取する量は、美容や健康目的で50~100g程度が推奨されています。
使いきれないと思う人や、実際にダメにしてしまった人も多いですよね。
酒粕の賞味期限と保存方法を知って、無駄なく美味しく酒粕を楽しみましょう。
酒粕の保存方法|長持ちさせるためのポイント
酒粕は直射日光を避け、涼しい場所で保存します。
ジッパー付き保存袋などに入れてできるだけ空気を抜いて冷蔵保存すれば、さらに保存性を高められます。
酒粕は時間が経つにつれ少しずつ熟成が進み、色が濃くなったり風味が変化することがありますが、冷蔵保存により、色や風味の変化を抑え、より長く美味しく食べられます。
酒粕の表面に白い粉のようなものが出ることがありますが、成分中のアミノ酸(チロシン)が結晶化したもので、健康への影響はありません、食べても大丈夫です。
長期保存する場合には冷凍保存がおすすめです。
冷凍すると、アルコール分の揮発、水分の蒸発が見られるため、ぱさぱさした感触になる場合があります。
ラップやビニール袋で包んで、使用する前に自然解凍し、少量の日本酒に浸すと、美味しく食べられます。
冷凍保存でも徐々に風味が変化します。
冷凍の場合は、約1年を目安に食べきるようにしましょう。
酒粕の賞味期限|美味しさを保つための目安
酒粕の賞味期限は、常温保存の場合、未開封で約3ヶ月、冷蔵保存で約6ヶ月、冷凍保存で約1年が目安です。
開封後は冷蔵保存し、なるべく早めに使い切りましょう。
賞味期限を過ぎても、すぐに腐敗するわけではありませんが、品質や風味は劣化します。
カビが生えている場合は、使用しないでください。
甘酒の作り方|簡単レシピで自家製甘酒を作ろう
甘酒は、酒粕を原料にして、または米麹で米飯を糖化させて、手軽につくることができます。
酒粕200gを800mlの割合で水に溶かして沸騰させます。
甘酒を飲むときには食塩を加えて甘味を引き立たせたり、おろし生姜を加えることもあります。
まとめ
酒粕を毎日摂取することで、体温が上がりやすくなったり、腸内環境が整ったり、疲労回復や美肌効果も期待できます。
正しい方法で保存して、ぜひ、継続的に暮らしに取り入れましょう。