ザボンの特徴|文旦との違いやザボン漬けの簡単レシピ

目次

はじめに

冬から春にかけて旬を迎える柑橘類の中でも、見た目のインパクトと独特の味わいで注目されるのが「ザボン」。

近年では加工品としての「ザボン漬け」も人気を集めています。

ただ、「文旦(ぶんたん)と何が違うの?」「ザボンってどんな果物?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は「ザボン」とは何かを詳しくご紹介しながら、似ているけれど異なる「文旦」との違い、さらにご家庭でも簡単にできる「ザボン漬け」のレシピまで丁寧に解説します。

ザボンとは?基本的な特徴と魅力

ザボンは、ミカン科ミカン属の柑橘類で、原産地は東南アジア。

英語では「Pomelo(ポメロ)」と呼ばれ、日本には17世紀頃に中国から伝来したとされています。

外見の特徴はなんといってもその大きさ。

果実は1kgを超えることもあり、表皮が分厚くてしっかりしています。

果肉は淡い黄色で、爽やかな酸味とほのかな甘さが特徴。

グレープフルーツに似ていますが、苦味は少なく、よりまろやかな味わいです。

食物繊維やビタミンCを豊富に含んでおり、美肌や免疫力アップをサポートしてくれる果物でもあります。

ザボンと文旦の違い

実は、日本でよく見かける文旦は、東南アジア原産のザボンが日本に伝わり、各地で栽培・品種改良されたものです。

それでは、ザボンと文旦の違いを見ていきましょう。

ザボン

文旦

栽培地

東南アジア

日本(高知など)

味わい

甘さ控えめ・さっぱり

甘みと酸味のバランスがよい

果皮

厚くて、やや硬め

厚みがあるが手で剝きやすい品種もある

入手しやすさ

輸入や一部地域に限られる

冬から春にかけて広く販売

ザボン漬けの作り方|簡単にできるレシピを紹介

ザボン漬けは、果皮を砂糖漬けにして乾燥させた保存食。独特の苦味と甘さが癖になる大人の味わいです。

材料(作りやすい分量)

  • ザボンの皮(文旦でも可):1個分
  • 砂糖:下処理したザボンの皮と同量
  • グラニュー糖:仕上げ用
  • 水:適量(あく抜き用)

作り方

1.下処理
 ザボンの皮をよく洗い、黄色い皮の部分をそぎ落とし、残りの白い部分を1cmの厚さの細切りにする

2.アク抜き
 鍋に1を入れて、ひたひたになるまで水を入れて中火で30分煮たら、湯を切って水にさらして一晩おく

3.砂糖で煮る
 鍋に皮と砂糖を入れて中火にかけ、水気がなくなるまで煮詰める

4.乾燥させる
 クッキングシートに並べて、風通しの良い場所で粗熱がとれたら、グラニュー糖をまぶす

参考:クラシル

まとめ

ザボンは、その大きな果実とさっぱりとした味わいが魅力です。

ザボンはなかなか手に入りませんが、ザボンを品種改良した文旦ならスーパーでも買えるので、その爽やかな味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、果皮が厚いザボンは皮まで美味しく食べられるので、実を味わった後はザボン漬けにするのがおすすめです。

自然な甘さとほろ苦さもあるザボン漬けはお茶請けやプレゼントにもぴったり。

ぜひ、手作りならではのおいしさを楽しんでくださいね。

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