はじめに
忙しい毎日、ふと鏡を見て「最近、肌のハリがなくなったかも…」と感じたことはありませんか?
年齢を重ねるごとに体の変化を実感する方も多いはず。
それって体内のサビ=活性酸素が原因かもしれません。
今回は、活性酸素の基本や増える原因、そして体のサビを防ぐために役立つ食べ物について、分かりやすく解説いたします。
活性酸素とは?体に与える影響
活性酸素とは、呼吸で取り込んだ酸素の一部が体内で活性化し、強い酸化力を持つようになったものです。
もともと体内で細菌やウイルスを退治するなど、免疫機能として必要な存在ですが、増えすぎると健康な細胞まで攻撃してしまいます。
活性酸素が過剰になると、以下のような影響が現れます。
- 細胞や遺伝子へのダメージ
- 肌のシミやしわ、たるみなどの老化現象
- 動脈硬化や糖尿病、がんなどの生活習慣病リスクの上昇
- 心疾患や脳血管疾患、認知症などの発症リスク増加
活性酸素が増える原因
活性酸素は、日常生活のさまざまな要因で増加します。
加齢
年齢とともに体内の抗酸化力が低下し、活性酸素が増えやすくなります。
紫外線
日焼けや長時間の屋外活動で紫外線を浴びると、活性酸素が発生します。
ストレス
精神的・肉体的ストレスは活性酸素の発生を促進します。
喫煙・飲酒
たばこやアルコールの摂取は体内で活性酸素を増やします。
大気汚染や排気ガス
環境要因も活性酸素の増加に関与します。
偏った食生活や過度な運動も原因となることがあります。
体のサビを防ぐために!活性酸素を減らす食べ物
活性酸素の悪影響を防ぐには「抗酸化作用」を持つ食べ物を積極的に摂ることです。
抗酸化作用とは、体内で増えすぎた活性酸素を除去し、細胞の酸化(サビ)を防ぐ働きのことです。
主な抗酸化成分と多く含む食材
ビタミンC
緑黄色野菜(パプリカ、ブロッコリー、パセリなど)、果物(キウイ、イチゴ、みかんなど)
ビタミンE
植物油(ひまわり油、オリーブオイル)、種実類(ごま、アーモンド)、うなぎ、大豆、アボカド、卵など
カロテノイド
にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、トマト、スイカ、鮭など
ポリフェノール
ブルーベリー、ぶどう、カシス、黒豆、赤ワイン、緑茶、ごまなど
ポイント
- いろいろな種類の野菜や果物をバランスよく摂る
- 色の濃い食品を意識して選ぶ
- ごまは手軽に取り入れやすく、特有の抗酸化成分(セサミン、セサミノール)も含むのでおすすめ
まとめ
活性酸素は、私たちの体にとって必要不可欠な存在でありながら、増えすぎると老化や病気の原因となります。
加齢や生活習慣、環境要因によって活性酸素は増加しやすくなりますが、抗酸化作用のある食べ物を日々の食事に取り入れることで、体のサビを防ぐことができます。
バランスの良い食生活を心がけ、健康的で若々しい毎日を過ごしましょう。