目次
はじめに
たけのこは、3月下旬から5月上旬に旬を迎える春の食材。
地域によって多少時期に差は出ますが、関東では4月が最盛期になります。
旬のたけのこの良さは何といっても香り、そして食感です。
市販のもの(水煮たけのこ)とは比べ物になりません。
主な産地は福岡、鹿児島、京都、静岡になります。
スーパーで売られている水煮たけのこの殆どは中国・台湾産が多いです。
この記事では、たけのこの基本的な茹で方と下処理の方法を初心者の方にも分かりやすくご紹介していきます。
たけのこをゆでる前に|選び方と下ごしらえの基本
新鮮なたけのこの見分け方
新鮮な「たけのこ」を選ぶポイントは以下の通りです。
- 穂先が黄色っぽく閉じている(開いているものは鮮度が落ちています)
- 皮が薄くてツヤがある
- 持ったときにずっしりと重い
- 根元に赤いぶつぶつ(イボ)が少ない
下ごしらえの手順
- 根元を1〜2cmほど切り落とす
- 皮を2〜3枚むく(むきすぎないよう注意)
- 穂先を斜めにカットする(3〜4cm)
- 縦に1本、皮に切れ目を入れる(茹でた後にむきやすくするため)
皮のついた「たけのこ」は硬く切りにくいので、刃を滑らせないように注意しましょう。
この下準備で、茹でやすくなるだけでなく、後の皮むきもスムーズです。
たけのこのアク抜きって必要?
たけのこは収穫されるとアク(シュウ酸やホモゲンチジン酸)が出てきます。
このアクをしっかり抜かないと、口の中がかゆくなったり、腹痛や下痢などの原因になります。
時間が経つほどアクは強くなるので、購入後はすぐに茹でることをおすすめします。
基本のゆで方
準備する道具と材料
- 大きめの鍋(たけのこがしっかり入るサイズ)
- 落とし蓋(アルミホイルでも代用可能)
- 米ぬか:ひとつかみ(約30g)
- 鷹の爪:1〜2本(辛味成分がアクを中和)
※米ぬかが手に入らない場合は、米のとぎ汁で代用してもOKです。
茹で方と時間の目安
- 鍋にたけのこ、米ぬか、鷹の爪を入れ、たけのこが浸かるまで水を加える
- 落とし蓋をして火にかけ、沸騰したら弱火にしてコトコト茹でる
- 竹串を根元に刺して、スッと通ればOK
- 火を止めたらそのまま鍋ごと冷まし、翌朝まで置く
茹で時間の目安は
- たけのこ小~中サイズ・・・約40~50分
- たけのこ大サイズ・・・・・約60~70分
※冷める間にさらにアクが抜け、風味もまろやかになります。
まとめ
「旬のたけのこ」の香りと食感は最高です!
この記事の手順を参考にして頂ければ、アク抜きまで終わらせることが出来ます。
多少手間は掛かりますが、市販のものよりずっと美味しく感じるはずです。
季節を感じる食べ物を自分で調理する楽しさも味わってみて下さい。