はじめに
濃厚なコクと独特の風味で、食通たちを魅了し続ける、ゴルゴンゾーラ。
一度は耳にしたことがあるけれど、「ブルーチーズとの違いが分からない」「どんな料理に使えばいいの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ゴルゴンゾーラの基礎知識やブルーチーズとの違い、さらに家庭でも楽しめる人気レシピまで、分かりやすくご紹介いたします。
ゴルゴンゾーラとは?
- イタリア北部ロンバルディア州発祥の伝統的なチーズ
- 牛乳を原料に、青カビ(ペニシリウム・ロックフォルティ)を加えて熟成
- 世界三大ブルーチーズ(ロックフォール、スティルトン、ゴルゴンゾーラ)のひとつ
- 見た目はクリーム色の生地に青カビが大理石模様のように広がり、表皮は少し湿り気あり
- 風味は「ドルチェ(甘口)」と「ピカンテ(辛口)」の2種類があり、ドルチェはマイルドでクリーミー、ピカンテはよりシャープで刺激的
ゴルゴンゾーラは、イタリアのDOP(原産地名称保護)制度により、伝統製法と生産地域が守られています。
青カビチーズの中でもクセが控えめで、初心者にも食べやすい点も魅力です。
ゴルゴンゾーラとブルーチーズの違い
「ゴルゴンゾーラ=ブルーチーズ」と思われがちですが、正確にはゴルゴンゾーラはブルーチーズの一種です。
両者の違いを分かりやすく表にまとめました。
比較項目 |
ゴルゴンゾーラ |
ブルーチーズ |
起源 |
イタリア |
フランス、イギリス、デンマークなど各国 |
種類 |
ドルチェ、ピカンテ |
ロックフォール(フランス) スティルトン(イギリス) など多様 |
味わい |
クリーミーでまろやか〜 ピリ辛まで |
塩味が強くシャープなものも多い |
原料 |
牛乳 |
羊乳や牛乳など多様 |
つまり、ゴルゴンゾーラは「イタリア生まれのブルーチーズ」と理解するのが正確です。
ゴルゴンゾーラを使った人気レシピ
ゴルゴンゾーラは、風味を活かしたシンプルな料理にぴったりです。
以下のレシピは家庭でも手軽に試せます。
ゴルゴンゾーラのクリームパスタ
- 生クリームとゴルゴンゾーラを温めてソースに
- パスタとからめて、ブラックペッパーでアクセント
- 仕上げにくるみを散らせば食感も楽しい一皿に
ゴルゴンゾーラとはちみつのカナッペ
- バゲットにゴルゴンゾーラをのせ、蜂蜜をかけるだけ
- 甘じょっぱい味がクセになる前菜
ゴルゴンゾーラのリゾット
- 玉ねぎと米を炒め、ブイヨンで煮込む
- 最後にゴルゴンゾーラを加えて濃厚仕上げ
- お好みで白ワインを加えても◎
まとめ
ゴルゴンゾーラは、イタリアを代表するブルーチーズの一種で、マイルドな味わいからクセのあるタイプまで幅広く楽しめます。
ブルーチーズとの違いを知ることで、より自分好みのチーズ選びや料理の幅も広がります。
パスタやピザ、リゾットなど、家庭でも手軽に楽しめるレシピが豊富なので、ぜひ一度ゴルゴンゾーラの奥深い味わいを体験してみてください。
食卓がちょっと特別になること間違いなしです。