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女王蜂、働き蜂の生態とは?何億年活き続けるミツバチ集団コロニーの秘密!

 2016/10/30 アゼルハニー 奇跡のはちみつ
この記事は約 9 分で読めます。

ミツバチは、私たちが赤ちゃんの頃から覚えてしまう可愛い動物の一つです。

そんなミツバチですが、人類が誕生するずっと前の1億3000年前からこの地球上に生息していたことが分かっています。あの小さなカラダでどうやってそんな長い間生き延びてきたのでしょうか?

実は彼らの集団行動には驚くべきそれぞれの役割と習性が隠されていました。

中央アジアの養蜂家に聞いた話し、またアメリカ、ドイツの養蜂家サイトからの情報をもとに、女王蜂、働きバチ、そしてオスバチの役割などについてまとめてみましたので紹介します。

ちなみに、世界に存在するミツバチの代表的な種類についてはこちらに詳しく紹介しています。

▶ 世界ミツバチの代表的な種類6選!日本ミツバチとの違いとは?

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ミツバチのコロニー(集団)を形成するのは3種類のハチ

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ミツバチは一つの巣で、家族集団(コロニー)を作って生活をしています。

はちの種類やその集団によって、その数には差がありますが、1つのコロニーは平均して6万匹のミツバチ達で構成されています。そして、健康な状態であればその数は、夏の終わりに最大に膨れ上がって、10万匹の集団にも及ぶとも言われています。(すっごい数です!)

平均6万匹のコローを形成しているのが、以下のたったの3種類のミツバチです。

  • 女王蜂 (1匹) 
  • オスバチ(約5%)   <6万匹のコロニーの場合には、3,000匹>
  • 働きバチ(残り約95%) <6万匹コロニーの場合には、56,999匹>

お分かりのように、コロニーの中で圧倒的な数をしめるのが、働きバチで、そのすべてが「メス」のハチです。

働きバチは、常にハードに働き続けながらその生涯を終えます。

それぞれが何日間くらい生きられるかと言うと

  • (1)    女王蜂   3~4年 (※1)
  • (2)    オスバチ  数週間(最大4カ月)(※2)
  • (3)    働きバチ   6~7週間 (※3)

で、その一生を終えます。

※1 卵を産み始めて、その卵の質が悪いとハチ達に判断される場合があります。その場合すぐに新しい女王へと交代させられます
※2 最大4カ月になりますが、オスバチは女王との交尾を終えるとすぐに死んでいきます。平均して数週間でその一生を終えていきます
※3 働きバチは生まれたタイミングによってその役割が違い、生涯の長さも違ってきます。
- 春に生れた働きバチは、その巣作り、蜜づくり、子育てなど、超多忙に働き続けて6~7週間で力尽きてしまいます。
- 秋に生れた働きバチの役目は、産卵期を終えた女王蜂の命を守り、春を迎えさせることです。女王のカラダを取り囲み、翌春の活動開始の時まで女王蜂の体を温め続けます。秋に生れた働きバチは4カ月~6カ月間生きることができます。その間の食糧が、自分たちが蓄えてきたハチミツです。

【1】女王蜂の生態

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各コロニーには、働き蜂よりも20~30%ほどカラダが大きい1匹の女王蜂がいます。

女王蜂の唯一の仕事は卵を産むことです。女王蜂は一日あたり2000個もの卵を産みます。その卵は、働きバチ、オスバチ、そして未来の女王蜂になるものと、すべてのミツバチの卵を産みます。

未来の女王蜂となる卵は、特別なセルの中に格納されます。そして幼虫の時期より“ローヤルゼリー”を与えられます。次代の王室のための特別な餌。その意味から“ローヤルゼリーRoyal Jellyと名付けられています。

女王蜂は、巣を離れることはありません。

ただ一回だけ、”交尾のためだけ”に巣を離れます。巣を離れた女王蜂は、上空に飛び立ちます。その間、”特別なフェロモン”をまき散らし、オスバチ達がそれにつられて一斉に女王蜂を追いかけます。そして空中で女王蜂は、オスバチと交尾をします。

しかし、女王蜂と交尾ができるのは約20匹の選ばれたオスバチだけです。

その1回の空中飛行が終わると、女王蜂は巣に戻ります。巣に戻るとすぐに女王蜂は、産卵を開始します。

そのほとんどが、自分の巣を守るための働きバチ用の卵です。ですが、いくつかの将来の女王蜂のための大きな卵も産みます。

女王蜂はその生活のすべてを、働きバチによって提供されます。働きバチは一生けん命に、女王蜂とみんなの餌を守ります。

女王蜂は新しい女王にその座を譲って、新しい集団(コロニー)を作る時に巣を離れます。その時に、一部の働き蜂を引き連れて巣を離れていきます。もしくは、新しい女王蜂と古いコロニーの女王の座を奪い合って戦います。

もしコロニーの中で新しい女王蜂を一人も創出できなかった時、または女王蜂が死んでしまった時には、そのコロニー全体がすぐに滅んでしまいます。

【2】働きバチの生態と仕事

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100%メスの働きバチ。彼女たちの仕事は多岐にわたります。いえ、ミツバチの生活そのすべてが彼女たちの手によって営まれます。

命がけで女王蜂とオスバチの世話をします。敵が襲ってくると、持っている毒針で敵を攻撃します。毒針は、産卵管の一部になっています。ですので、メスのハチにしか針はありません。

スズメバチに対しては、その針を何回か刺すことができますが、カラダの固い他の動物や人間を刺す場合には、刺すとカラダから針が抜けてしまい、働きバチは死んでいきます。ですので、針を刺すことは自爆行為。まさに、命に代えて彼らの巣を守る行動です。

働きバチはメスですが、有精卵を産むことはありません。

いえ、現実的には、卵を産む暇もなく働きづくめで死んでいくという表現の方が正しいのかもわかりません。

彼女たちのその死に至るまでの仕事とは次の通りです。(でもこれらもほんの仕事の一部なのだとか・・)

  • ハチの子供の手入れ
  • ハチの子に食事を与えます
  • 花の蜜を収集してきます
  • 水分を収集してきます
  • プロポリスをつくります
  • プロポリスで巣の修復や、外敵の死骸を埋めたりします
  • 花の蜜を熟成して、ハチミツを作ります
  • 羽を扇ぎ続けて、ハチミツを熟成させます
  • ローヤルゼリーを作ります
  • 蜜ろう(ワックス)を生産します
  • 必要に応じて、巣の中の換気を行います
  • 巣の中の殺菌、クリーニングを行います
  • 女王蜂に餌を与えます
  • 侵入者から巣を守ります
  • ・・・

ハチダンス

働きバチが行う不思議な行動に「ハチダンス」というものがあります。洒落ではありませんが、8の字にくるくると飛び回るという行動をします。

ミツバチは蜜がとれる良い花がある場所を探し当てた時、その場所をマーキング(記憶)します。その後、巣に戻った時に、そのスポットまでの最短の距離と方向を仲間に知らせます。その行動が「ハチダンス」です。

これにより、次からその場所に皆が迷わずに、無駄なくまっすぐ飛んでいけるように、指示ができるのです。また、仲間が迷わず蜜の収集に出かけることが出来、また、迷わずに巣まで戻ってこれるようになります。

ミツバチ達は、花の明るい色を好むと考えられていますが、彼らは赤色を見分けることができないそうです。

ハチが花から持ち帰るのは、その花の蜜と花粉です。花粉は足の一部に格納袋があり、その中に入れて持ち帰ります。ですが、その袋に収まりきれない花粉があふれて、花の間の受精に役立っています。

【3】オスのミツバチ(ドローン)の生態

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オスバチは、巣全体で5%ほどの数がいます。

ですが、女王蜂と交尾する以外は、まったくその役目がなく、普段の生活もすべて働きばちに世話をしてもらっています。

オスバチは、産卵管を持たないので、毒針も持ちません。

女王との交尾に成功したオスバチはその役目を全うして死にますが、それ以外のオスバチは交尾できなかった敗者として、何の仕事もすることなく死んでいきます。

そして、春から夏にかけては、女王蜂との交尾に備えて、働きバチからせっせと餌を与えられますが、夏も終わり涼しい秋が近づいてくると彼らは全員お役目ご免。女王蜂の産卵期が終わると、餌がもったい無いという理由で、とっとと巣から追い出されます。

生活の能力の無い彼らは巣から追い出された途端に、食事をとるすべもなく、自然に滅んでいきます。

オスのそのほとんどが競争に敗れ死に至る

一つのコロニーのには約3,000匹のオスバチが常に世話をされている状態なのですが、それも一度の女王蜂の交尾のためだけです。女王蜂との交尾に至るのは、その数20匹。たったの”0.7%”という非常に少ない数です。

女王と交尾をした20匹は、その役目をまっとうした後すぐに死んでいきます。

そして、それ以外のオスバチ達は自然死を迎えます。もしくは秋の訪れの頃まで生きていたオスバチは、餌を取り上げられ、巣から追い出されて死んでいきます。

とても切ない存在のようにも思えます。

オスバチの別名は”ドローン”

英語でオスバチは“ドローンDrone” と呼ばれます。ドローンの別に「のらくらもの」「いそうろう」という意味を持ちます。まさに、0.7%のオスバチは、働きバチにとって夏の間の「いそうろう」的な存在なのです。

ローヤルゼリー

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ローヤルゼリーは働きバチによって作られた特別なペーストです。

女王バチだけが、そのローヤルゼリーを与えられます。正確には、女王蜂の幼虫であると分かるまでは、すべての卵にローヤルゼリーが与えられます。

女王の座をめぐって戦う女王蜂

自分自身で産み落とした女王蜂の成長すると、その巣の主権を巡って争います。

女王蜂も、彼女自身のカラダに刺し針をもっていますが、ほとんどそれを使うことはありません。唯一使うのは、この新しく生まれてきた女王蜂とその座を奪い合って戦う時だけです。

女王蜂は戦いに敗れて負けてしまった場合は即座に新しい女王にその座を譲って巣を後にします。もしくは、戦う前に、その一部の働き蜂を従えて巣を移動します。

新しい女王蜂は、それから数日間の間に、新しく巣のメンバーをそろえていくためにオスバチとの交尾に向けて上空飛行を開始します。

何らかの理由で、女王蜂が死んでしまって巣の中に女王蜂が不在となってしまうとコロニー全体が滅んでいきます。

女王蜂、働きバチの生態まとめ

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ミツバチ達の集団行動と、女王蜂、オス、働きバチに分れた役割など、とても神秘に満ちていることがお分かりになったでしょうか。たった1匹の女王蜂を中心に、コロニーの中には無数の働きバチの数、そして無駄とも思えるぐらいの常に待機させられるオスバチの数など。

とても不思議な世界ですが、そこには種を絶対に絶やさないための確率論が潜んでいるような気がします。

そして働きバチ達が作り出す「ハチミツ」や「プロポリス」「ローヤルゼリー」「ビーポーレン」といった食べ物にも、不思議なパワーがまだまだ秘められているとも考えられています。

そして、その秘められたパワーの全容はまだすべてが解明されてはいません。

近年、世界的なマヌカハニー人気、健康ブームがきっかけとなり、これらのミツバチの食べ物関連の栄養研究などもすすんでいます。新しい発見が今後も出てくるといいですね。

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(By ディオニソス) 

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酒と酒宴の神バッカスの生まれ変わり。
ギリシャ神話の名前ディオニソスを名乗る。
酒(赤ワイン)とオンナが大好きなロックな神様(笑)
カワイイ子を見つけると、細い目がギョロっと見開く!
最近、健康の為に赤ワインの代わりにオリーブオイルの研究を飲み始めたらしい。
【一押し食材(押し食)】
オリーブオイル・はちみつ・スイーツ

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