糖質中毒を克服しよう!糖質(砂糖)依存症の原因と対策5選とは?
「糖質中毒」ただの甘いものが辞められない!っていう方を揶揄する言葉なのでしょうか?
いえ、糖質中毒というのは、アルコールや喫煙が辞められないのと同じくらいの強い症状であることをまず理解する必要があります。
麻薬やドラッグと同じように、糖質は脳に影響を与える物質らしいのです。
糖質中毒はやがて、肥満、糖尿病など怖い生活習慣病や、低血糖症なども引き起こす可能性もあるため、その対処の方法も大切になってきますよね。
今回は、糖質中毒かもしれないあなたに、糖質中毒が起こる理由と、その対応についてご紹介していきます。
この記事の目次
糖質中毒ってどんなの?
糖質には強い中毒性、もしくは依存性があるとされています。
ケーキを口いっぱいにほおばって満面の笑みを浮かべる女性をよく見かけます。実際、科学的にも糖質を摂ると脳が幸福感を感じることが分かってきているのです。
逆にダイエットのために甘いものを食べないように我慢していたら、何だかイライラしてしまった、なんていう経験はありませんか?
これは、糖質中毒の禁断症状です。
この禁断症状を乗り切るのは簡単なことではないかもしれません。しかし、糖質の摂りすぎは肥満や動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めます。さらには細胞の老化や認知症の原因にもなりうることがあるとも言われています。決して軽く見てはいけない問題ですよね。
自分では気付かないうちに糖質中毒におちいっている場合も少なくないので、自分の食生活をよく見直し、改善をはかるようにしていきましょう。
あなたは糖質依存症ですか?
自分が糖質依存症かどうかセルフチェックしてみましょう。顕著な症状として、甘いものを食べないと落ち着かない、ストレス解消に必ず甘いものが食べたい、甘いものがないと不安になる、といった例が挙げられます。
他にも、糖質依存の症状として以下のようなものがあります。
- イライラ・怒りっぽい、落ち込みやすい、集中力が続かない
- 疲れる、頭痛、めまいや立ちくらみ
- 手足の冷え性、朝起きが辛い、など
このような状態は体と心に徐々に悪影響を及ぼしていくので注意が必要です。
糖質(砂糖)依存症の原因は?
糖質依存症は糖質の過剰摂取によって引き起こされます。
たくさんの糖質を摂っていると、脳はさらに多くの糖質を欲しがるようになります。そして、甘いものを食べると脳は欲求が満たされ快楽物質と言われる「ドーパミン」を分泌します。
これによって人は幸福感を感じるのです。そして一度この幸福感を味わうと、脳はもっと長く強い幸福感を求めるようになります。
そのため、もっと頻繁にたくさんの甘いものを食べたい、と思うようになるのです。
今は糖質、しかも砂糖をたくさん使用した甘いものがそこら中に満ち溢れている時代です。
そして同時にストレス社会。ストレス発散のためにコンビニの甘いものを食べ始めて、糖質依存症の悪循環にハマってしまう人が多いのかもしれません。
糖質(砂糖)依存症を克服するために
糖質依存症を治したいと思っても、越えなければならない壁が非常に高く感じるかもしれません。でも、少し生活習慣を見直すだけで、糖質依存症を克服できる場合もあります。
【1】 ストレスをためない
- ストレスが原因で甘いものが手放せなくなっている人であれば、ストレスをためない工夫をしましょう!
- 運動など趣味を見つけてストレスを発散する
- 睡眠を多くとる、などの方法をとれば甘いものに頼らなくてもストレスに負けずに生活を送ることができるかもしれません。
【2】 食習慣の乱れをなくしましょう!
一日三食、バランスの良い食事をすることで不必要な間食を摂りたい気持ちを抑えやすくなります。原因はどうであれ、あきらめずに頑張るなら、必ず抜け出すことができます。
【3】 まずは小さな成功体験からはじめよう!
まずは甘いものを何も食べないという日を決めてみましょう。決めた日には一日中甘いものから離れているようにしましょう。クリアできたら、一日ずつ増やしていきます。
【4】 日ごろから糖質が少ない食材を選ぶ
最近では、世界的な糖質オフのブームに乗っていろいろな食材も糖質をカットした商品が出てきています。積極的にそのような食材を選ぶことも大切です。
しかし、ダイエットコーラのように使用されている原料、甘味料については注意が必要かもです。
【5】 間食の誘惑に負けない
間食の誘惑が大きくなった時には果物やナッツ類、またはチーズなどをつまんで紛らわしましょう。また、飲み物にも注意して、コーヒーや紅茶に砂糖を入れすぎないようにしましょう。
これらの小さなトライの積み重ねがやがて大きな成果となってくれますよ。
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糖質は必須栄養素では無い!?
現に、糖質が必須栄養素でないことは、国の指針でもある厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)にもちゃんと書かれています。
- その「炭水化物」の項目の内容を見ると
『消化性炭水化物の最低必要量はおよそ100g/日と推測される。しかし、これは真に必要な最低量を示すものではない。肝臓は必要に応じて、筋肉から放出された乳酸やアミノ酸、脂肪組織から放出されたグリセロールを利用して糖新生を行い、血中にブドウ糖を供給するからである。また、通常、乳児以外の人はこれよりも相当に多い炭水化物を摂取している。そのため、この量を根拠として推定必要量を算定する意味も価値も乏しい。(中略)なお、糖類については、日本人においてその摂取量の測定が困難であることから、基準の設定は見送った』
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年版)
これは、2015年版にあらたに加わった内容です。それまでの食事摂取基準にはまったく書いてもなかったことです。
それからそれから、「推定必要量を算定する意味も価値も乏しい」とまで付け加えてくれちゃった訳です。
どうですか、糖質の必要量をわざわざ計算して摂る意味も価値も無いんですってよ(笑)
我々は長い間、糖質は必ず必要だから必ず食事から摂るようにしましょう!と教えこまれてきましたから、にわかに信じがたい事実ですけど・・
まとめ、糖質が辞められないというあなたに!
- まず、糖質が必須栄養素ではないということを頭にしっかりと入れましょう!
- 我々のカラダは、その糖質の誘惑に随分と犯されてきました。けど、少しくらいは摂らなきゃいけないとか思ってたから、ちょっと食べてはその味がなかなか忘れられない。そういう状況も多かったのではないでしょうか?
- なんだ体には必要ないんだ、と知れば気持ちもずいぶん楽になりませんか?もう少し気を楽にしながら、糖質と向き合ってみては如何でしょうか?
ゆっくりあせらず、糖質依存を脱していきましょう♪
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(By ディオニソス)