はじめに
中華料理やエスニック料理でよく見かけるビーフンと春雨。
見た目が似ているので、同じようなものかなと思ってしまいますよね。
しかし、似ているものの、原料や食感、調理法には大きな違いがあります。
この記事では、ビーフンの正しい戻し方と、春雨との違い、さらにビーフンと春雨の上手な使い分け方法について紹介していきます。
ビーフンの戻し方
ビーフンは乾燥状態のままだと固くて食べられないため、水戻しか熱湯戻しが必要です。
料理に合わせて、戻し方も使い分けるようにしましょう。
水戻し
用途:炒め物・サラダ向き
水戻しは、ビーフンの食感がしっかり残るため、炒め物や冷たいサラダにおすすめです。
手順
- ビーフンをボウルに入れ、たっぷりの水を注ぐ。
- 約30分〜1時間浸して戻す。
- 柔らかくなったら水を切り、ザルでしっかり水気を切る。
熱湯戻し
用途:スープ・煮込み料理向き
熱湯戻しは、時短で柔らかく仕上げたいときにぴったりです。
スープや煮込み料理に使う場合におすすめです。
手順
- 鍋でお湯を沸騰させ、火を止める。
- ビーフンを入れて5〜7分程度浸す。
- ザルにあげ、冷水でさっと洗ってぬめりを取る。
ゆで戻し
用途:スープや温かい麺料理
ゆで戻しは、より柔らかく仕上がるため、温かい麺料理に向いています。
手順
- 鍋にたっぷりの湯を沸かす。
- ビーフンを入れ、2〜3分茹でる。
- ザルにあげて冷水で締め、水気を切る。
春雨との違い
ビーフンとよく似た春雨ですが、実は原料や食感、使い方に違いがあります。
原料の違い
- ビーフン:米粉と水
→ 米を主原料とした麺で、グルテンフリー。 - 春雨:でんぷん(緑豆、ジャガイモなど)
→ でんぷん由来の麺で、透明感とツルツルの食感が特徴。
食感の違い
- ビーフン:もちっとした弾力があり、歯ごたえが残る
- 春雨:ツルツルとした喉ごしで、柔らかい食感
ビーフンと春雨を使い分ける方法
ビーフンと春雨は、料理の種類によって使い分けることで、より美味しく仕上がります。
炒め物には、しっかりとした食感が残るビーフンが最適で、台湾風炒めビーフンやシーフードビーフンなど、具材と絡めて炒めると旨みが引き立ちます。
冷たいサラダには、ビーフンと春雨どちらも相性抜群です。
ビーフンサラダは、さっぱりとした味付けでヘルシーに仕上がり、春雨サラダはツルッとした食感が楽しめて、ドレッシングともよく絡みます。
スープや鍋料理には、煮込んでも崩れにくい春雨がおすすめです。
スープの旨みをしっかり吸収し、ツルッとした食感もたまりません。
ビーフンと春雨の特徴を理解して、料理ごとに使い分けることで、より美味しい料理が楽しめます。
まとめ
ビーフンと春雨は似ているようで、原料や食感、用途が異なります。
ビーフンは炒め物やサラダに使いやすく、春雨はスープや鍋物に最適です。
また、ビーフンは水戻し・熱湯戻し・茹で戻しの3通りの方法で戻せます。
料理に合わせてビーフンと春雨を使いわけ、美味しい料理を楽しみましょう。